ユベントスは公式サイト上で 2021/22 セリエA第30節サレルニターナ戦に向けた招集メンバー19選手を発表いたしました。
招集された選手一覧は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: シュチェスニー、23: ピンソーリョ、36: ペリン |
DF | 2: デ・シリオ、3: キエッリーニ、4: デ・リフト、6: ダニーロ、11: クアドラード、17: ペッレグリーニ、24: ルガーニ |
MF | 5: アルトゥール、20: ベルナルデスキ、25: ラビオ、47: ミレッティ |
FW | 7: ヴラホビッチ、9: モラタ、10: ディバラ、18: ケーン、46: スーレ |
ビジャレアル戦からは新型コロナ陽性で隔離対象となったロカテッリ選手が招集外。Bチーム(= U-23)からスーレ選手が新たに招集され、ミレッティ選手は引き続きメンバー入りとなりました。
【先発予想: 4-4-2】
GK: ペリン(シュチェスニー)
DF: デ・シリオ、デ・リフト、キエッリーニ(ルガーニ)、ペッレグリーニ
MF: クアドラード、ダニーロ、アルトゥール、ラビオ
FW: ヴラホビッチ、ケーン(ディバラ)
アッレグリ監督は 4-4-2 を選択することになるでしょう。鍵になるのは「ロカテッリ選手が離脱した中盤 MF」と「累積警告がリーチの選手」を踏まえた選手起用です。
ヴラホビッチ、モラタ、ペッレグリーニの3選手が累積警告でリーチです。次節がインテル戦ですから、特に「2トップが2人とも累積警告で起用できない」との状況を避けた上でサレルニターナ戦での勝利を手にすることが課題になります。
対するサレルニターナのニコラ監督は 4-2-3-1 が有力です。CF のジュリッチ選手がフィジカルを活かしたポストプレーで起点を作り、同じく高さのあるボナッツォーリ選手が縦関係の2トップでサポートに入る形が基本です。
高さ勝負で計算ができる2人が中央に陣取っているため、サイドからのサポートを行うベルディ選手やカスタノス選手の自由を制限することもユベントスの守備陣には要求されることになるでしょう。
一方のユベントスは「周囲の雑音を封じるための完勝」が要求されます。
そのために必要なのは複数得点を奪っての勝利です。地力の差はありますし、起用できる選手が限定されている中で迎えた今節でも個のクオリティーで圧倒できるだけの戦力差は残っているはずだからです。
ヴラホビッチ選手の決定力は期待できるため、「縦パスを入れるタイミング」と「ファイナルサードでの連携」が勝敗の行方に大きく影響すると思われます。
ビジャレアル戦で敗れてチャンピオンズリーグから敗退したことで外野からの強烈なプレッシャーを受ける中での試合を強いられることは避けられません。その中で精神的な強さを持った選手がどれだけいるかが鍵になるでしょう。
風当たりが強くなっている中でアッレグリ監督がどのような準備をしてサレルニターナ戦に臨むのかに注目です。