2021/22 カンピオナート・プリマベーラ第10節が行われ、ローマをホームに迎えたユベントスはトゥルコ選手とチェッリ選手のゴールにより 2-2 で引き分けました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: センコ |
DF | 2: サボナ 19: フィウマーノ(→ 34' st. 24: デッラバーレ) 5: エンゾアンゴ 3: トゥリッキア |
MF | 17: キボツォ(→ 1' st. 16: ローヒ) 4: オミッチ (C) 10: ボネッティ 11: イリング(→ 34' st. 29: マレッサ) |
FW | 9: チェッリ(→ 43' st. 25: エンバングラ) 18: トゥルコ(→ 18' st. 27: ガランテ) |
ボナッティ監督は 4-4-2 を選択。キボツォ選手を右サイドのアタッキングハーフに回し、トゥルコ選手とチェッリ選手の2トップで試合に臨みます。
試合が動いたのは立ち上がりの1分。キボツォ選手が DF ライン裏のスペースにスルーパスを送るとトリピ選手が痛恨のトラップミス。これを拾ったトゥルコ選手が GK との 1対1 を冷静に制してユベントスが先制する。
首位に立つローマは23分に右サイドに開いたボルパト選手からの横パスを受けたフリーのタヒロビッチ選手が狙ったが、シュートはクロスバーの上。ローマは同点のチャンスを逸してしまう。
だが、ローマは33分に右サイドからミッソーリ選手が入れたクロスがトゥリッキア選手のハンドを誘発し PK を獲得。これをボルパト選手がゴール左に決め、ローマが 1-1 の同点に追い付く。
その後、ローマはヴォルケリング選手にユベントスはチェッリ選手に惜しいシュートがあったもののスコアは動かず。前半は 1-1 で折り返すことになる。
後半で先にスコアを動かしたのもユベントス。48分にボネッティ選手が右サイドでのキープからクロスを入れるとチェッリ選手がヘディングシュート。これは GK マストラントニオ選手が防いだが、こぼれ球をチェッリ選手が自ら押し込んでユベントスが勝ち越しに成功する。
しかし、ローマは53分にボルパト選手のフィードに反応したヴォルケリング選手がフィウマーノ選手と競りながら左足シュートを決めて 2-2 の同点に追い付く。
ローマは直後の56分にファティカンティ選手が決定機を掴んだがシュートはクロスバーのわずかに上を通過。逆転には至らない。
ユベントスとローマは双方に決勝点を奪う機会が訪れたが、両チームともにゴールを決めれずに試合終了のホイッスル。試合は 2-2 で終了し、両チームが勝点1を分け合った。
なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督:
「結果は私達がピッチ上で見たことに対して公平だと思います。今日は非常に攻撃的な選手を先発に起用し、極めて難しい試合に臨む勇気を持ち帰りました。
前後半のアプローチは非常に良かったですし、2度のリードを守れなかったことは残念です。
この引き分けには少しの満足と少しの苦味があります。満足は今節までアウェイで2失点しか許していないローマのような強いチームとこのような試合をしたこと。苦味は手にしたものをすべて持ち帰れなかったことです。
いずれにしてもポジティブな結果は水曜日に待ち構えているコッパ・プリマベーラという新しいコンペティションへのモチベーションとなるでしょう」
今シーズンのプリマベーラは第9節を終えた時点で7勝2分のローマが首位に立っています。5勝4敗のユベントスが 2-2 の引き分けを手にしたのですから、「結果」は讃えられるべきでしょう。
また、2度のリードを手にしたこともポジティブな要素です。
一方でボナッティ監督が言及したようにリードを守り切れなかったことが悔やまれる結果となりました。スペースを上手く活用される形でローマの攻撃陣に決定機を作られており、それが次節以降の反省点となるでしょう。
プリマベーラの次戦は12月1日(水)に予定されているコッパ・プリマベーラのラウンド16・ラツィオ戦です。一発勝負のカップ戦で若い選手たちが勝負強さを見せることができるのかに注目です。