2021/22 カンピオナート・プリマベーラ第9節が行われ、アウェイでミランと対戦したユベントスは後半に2失点を喫し、試合は 3-1 で敗れました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
---|---|
GK | 1: センコ |
DF | 2: サボナ 5: エンゾアンゴ 6: チティ 3: トゥリッキア |
MF | 26: セクララツ(→ 12' st. 29: マレッサ) 23: レドン(→ 12' st. 16: ローヒ) 10: ボネッティ(→ 35' st. 25: エンバングラ) 11: イリング |
FW | 9: チェッリ(→ 12' st. 18: トゥルコ) 17: キボツォ |
ボナッティ監督は 4-4-2 を選択。最終ラインは代表戦ウィーク前の第8節ジェノア戦と同じだったものの、前線はアンダー世代の代表組やユースリーグを考慮した陣容で試合に臨みます。
試合は立ち上がりからミランが良い入りを見せる。3分にカポネ選手がボールを引き出してターンからシュートを放つが、ボールは枠をわずかに捕らえない。
試合が動いたのは8分。ミランは中盤でレドン選手からボール奪取に成功するとアレジ選手のラストパスを受けたナスティ選手が左足でニア上を射抜き、先制に成功する。
対するユベントスは34分にキボツォ選手がイリング選手とのワンツーで左サイドを突破してクロスを入れると、これを中央でチェッリ選手が合わせて 1-1 の同点に追い付く。
ユベントスは41分にスルーパスに反応したボネッティ選手が左足シュートを放つが、これは上手くミートしなかったため GK ユンダル選手が冷静にキャッチ。前半は互いに譲らず 1-1 で折り返すこととなる。
後半で勝ち越しに成功したのはホームのミラン。54分にトロメッロ選手のスルーパスに反応したナスティ選手が GK センコ選手の左手を弾き飛ばすシュートを決め、ミランが再びリードを手にする。
一方のユベントスは61分にイリング選手からのサイドチェンジを受けたトゥルコ選手が右サイドからドリブルで持ち上がって決定機を手にしたが、シュートは懸命に戻ったオバレティン選手のブロックに阻まれて CK に逃れられてしまう。
すると74分にミランはカポネ選手がゴール右上に巻いて落とすミドルシュートを決め、ミランのリードは2点に拡大する。
追いすがりたいユベントスだったが、この後は得点を感じさせる決定機を作ることができずに試合終了のホイッスル。試合は 3-1 で終了し、ミランに軍配が上がった。
なお、試合後にボナッティ監督は次のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督:
「今日はカンピオナートが非常に拮抗しているというデモンストレーションがありました。私達はビハインドを背負った後に上手く試合に戻ることができましたが、挽回の過程でフィジカルと経験の差が違いとなりました。
私達はすぐに次戦であるチェルシー戦のことを考えようとしています。魅力的で刺激的な試合になることでしょう。
今日の試合であっても試合ごとに成長し続けるために新しいアイデアを持ち帰られなければなりません」
試合はホームのミランが主導権を握る形でユベントスにとってはビハインドの状況下でのプレーを強いられました。代表戦ウィーク明け直後で主力選手の一部がコンディション的に起用が難しかったことも少なからず影響したと言えるでしょう。
ポジティブな点は「ゴールを奪った際の連携」です。キボツォ選手とイリング選手のコンビネーションで相手の守備ブロックを突破し、クロスをチェッリ選手が確実に決めて復活をアピールすることができたからです。
一方で反省点としては「決定力」でしょう。2失点目を喫した後にトゥルコ選手の同点の機会が2度訪れましたが、そのチャンスを活かし切れませんでした。そこで決め切れていれば展開は違っていただけに「ゴール前での冷静さ」を発揮できるかが “宿題” となるでしょう。
プリマベーラの次戦は11月23日(火)に予定されている UEFA ユースリーグ第5節チェルシー戦です。ユース年代の強豪とのアウェイで行われる大一番に選手たちが躍動することができるのかに注目です。