『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、2022年夏に現行契約が満了するベルナルデスキ選手の去就は「どちらに転ぶのかが全く分からない状況」であるとのことです。何も決まらずに移籍市場の期日を迎える場合もあり得るでしょう。
2017年夏にフィオレンティーナからユベントスに加入したベルナルデスキ選手の契約は2022年夏まで。契約は今夏で残り1年となるため、去就が否が応でも注目される状況にあります。
基本的には「残留(≒契約延長)」か「移籍」かのどちらが基本線になっているのかが見えているのですが、ベルナルデスキ選手の場合はどちらにも転び得るでしょう。そのため、ガゼッタ紙でも曖昧な言及に留まっているのです。
ユベントス目線で見ますと、ベルナルデスキ選手との契約延長交渉の優先度は高くはありません。
サイドアタッカーとして序列はキエーザ選手やクルゼフスキ選手の方が上です。また、クアドラード選手は「右サイドからどこでも起用できる」というユーティリティー能力を見せていることからベルナルデスキ選手の流出による痛手は限定的であることが理由です。
一方で「ベルナルデスキ選手を欲するチームがあるか」と言われますと微妙なところです。代理人がライオラ氏ですし、新チームにも様々な要求をすることでしょう。それが獲得を敬遠される理由になるのは容易に想像できます。
来夏まで待てばベルナルデスキ選手をフリーで獲得できるため、1000万ユーロ超の移籍金を支払ってでも獲得する必要性に迫られたチームは少ないと考えられるからです。
結果的にベルナルデスキ選手の周囲で移籍関係の動きは何も起きず、移籍市場が閉幕することも十分に起こり得ることです。どのような結末を迎えるのかに注目です。