スタディオ・サン・シーロで行われた 2024/25 セリエA第13節ミラン戦を 0-0 で引き分けたユベントスのチアゴ・モッタ監督および選手達による試合後コメントを紹介いたします。
チアゴ・モッタ監督:
「チームの働きに非常に満足しています。特に守備面です。私達は非常に強いチームと対戦し、ほとんど何も許さずに偉大なソリッドさを示しました。
しかし、攻撃面に関しては俊敏になる必要があります。コンセイソンやカンビアーゾが良い局面を作っていましたし、もっと上手く実行できたかも知れません。
この引き分けはチームに継続性を与え、振る舞い・成熟度・チームスピリットを示すものです。道のりは正しいですし、私達はまだ成長しなければなりません。
テュラムは常に進化していますし、ボール保持時と非保持時の両方で正しい頭脳と高いクオリティーおよび信じられないインテンシティーを伴った仕事をしています。
このように継続すれば、信じられないキャリアを歩むことになるでしょう。そして、共に仕事をする選手達はすべてが容易になるはずです。
どの選手も誇りに思っています。しかし、今は次戦に集中しなければなりません。正しいメンタリティーで臨まなければなりません」
ピエール・カルル選手:
「対戦相手の順位とクオリティーを考えると、この勝点が重要であることは分かっています。もちろん、勝つためにできることはあったでしょう。しかし、アウェイで負けなかったのです。1歩前進です。
サン・シーロに戻って来た試合で同じものは1つもありません。ここでの過去は特別なものですが、プロフェッショナルとして私のチームのためにすべてを尽くします。
今日の試合においても、攻撃陣から守備陣まで全員で危険を制限することの重要性を見ることができました」
ケフラン・テュラム選手:
「今日の引き分けは許容できるものです。満足はできませんが、偉大なチームとの困難を伴う試合だったからです。
兄のマルクスが今日の試合でドッピエッタを決めているところを見ました。嬉しいですが、私の目標は兄よりも得点を多く決めることです。
私のパフォーマンス?私のことを助けてくれるロカテッリやファジョーリのような選手達を擁する強力な MF 陣があるのです。私は 100% ですし、もっと成長したいと思っています。まだ始まりです」
試合終了のホイッスルとともにブーイングが鳴り響くのは当然の “お寒い試合内容” でした。
ただ、ユベントスは大量の負傷離脱者で選手交代のカードが『DF: ダニーロ』、『MF: ファジョーリ』、『FW: T・ウェア』の3枚だけだったことを踏まえると「勝点1を持ち帰った結果」は評価されるべきでしょう。
問題となるのは中3日でアストン・ヴィラとのアウェイ戦が控えていること。
今節のミラン戦では “居残り組だったテュラム選手” も試合終盤ではガス欠気味となっており、「チーム全体でのコンディショニングに不安が生じていることは否めない」からです。
薄い選手層のまま “全員で” 攻守を行うプランを採用しているのであれば、チーム全体が消耗することは避けられません。この問題への対策を講じること年末までの連戦を乗り切る上で重要になるでしょう。
チアゴ・モッタ監督が「中盤 MF 陣と FW 陣ばかりが筋肉系の負傷離脱に見舞われている」という現実を踏まえて、アストン・ヴィラとのチャンピオンズリーグの試合に臨むのかに注目です。