『メディアセット』によりますと、サッスオーロのロカテッリ選手を狙うユベントスが交渉不調だった場合の “プランB” としてミランに所属するサンドロ・トナーリ選手も候補にしているとのことです。可能性はあると言えるでしょう。
ブレッシアの下部組織出身のトナーリ選手は2000年5月生まれの21歳。今季は期限付き移籍でミランに加入しましたが、買取オプションに付随した金額面でミラン側が難色を示している状況にあります。
- トナーリ選手の期限付き移籍の条件
- レンタル料:1000万ユーロ
- 買取オプション:1500万ユーロ
- インセンティブ:最大1000万ユーロ
ミランが不満を抱えている理由は「トナーリ選手がポジションを掴み切れなかったから」でしょう。
4-2-3-1 を採用するミランのボランチはベナセル選手とケシエ選手がレギュラー格。タイプが同じである23歳のベナセル選手の移籍金が1700万ユーロでしたから、ミラン側が移籍金の再交渉を求めるのは不思議なことではありません。
ユベントスの名前が浮上しているのは「ミランとブレッシア間の買取オプション行使に関する交渉が不調に終わった場合にブレッシア側はユベントスに選手を売却する」という可能性があるからです。
ユベントスの “本命レジスタ” はロカテッリ選手でしょう。しかし、サッスオーロ側がバーゲン価格を設定するはずはないため、2番手と目されていた選手に白羽の矢が立つことは起こり得ます。
トナーリ選手の保有権を持つブレッシアとしては「ユベントスが『ミランとの間で締結済みの契約内容』を引き継いでくれれば十分」ですから、ミランに現行オプションを行使させるためにも『ユベントス行き』を交渉時に匂わせることは常套手段と見ておく必要があります。
獲得候補として様々な名前が出ているユベントスの新レジスタをどの選手が担うことになるのかに注目です。