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プリマベーラ: キボツォとイリングのゴールでラツィオを 1-2 で下す

 2020/21 カンピオナート・プリマベーラ第23節が行われ、アウェイでラツィオと対戦したユベントスはキボツォ選手とイリング選手のゴールで 1-2 の勝利を手にしました。

画像:勝ち越し点を決めたイリング

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧(2020/21 プリマベーラ第23節 ラツィオ戦)
  選手名
GK 1: ガロファニ
DF 2: ムラッツィ
6: リッチオ (C)
5: エンゾアンゴ
3: エンテンダ
MF 10: スーレ(→ 34' st. 15: トゥリッキア)
4: バッレネチェア(→ 34' st. 14: オミッチ)
8: ミレッティ
9: イリング(→ 39' st. 13: フィウマーノ)
FW 7: セクロフ
11: キボツォ(→ 19' st. 18: チェッリ)

 ボナッティ監督は 4-4-2 を選択し、前節サッスオーロ戦からは2選手の入れ替えを実施。CB にはエンゾアンゴ選手が入り、前線の2トップはセクロフ選手とキボツォ選手がコンビを組む布陣で試合に臨みます。

 

 試合が動いたのは4分。ユベントスはラツィオ GK からの縦パスをセクロフ選手がインターセプト。スルーパスに反応したキボツォ選手が左足シュートを流し込み、アウェイのユベントスが1点を先制する。

 対するラツィオは13分に右サイドを突破してクロスを入れるが、中央で合わせることはできず。

 ユベントスは30分にスローインからミレッティ選手が突破して最後はセクロフ選手が狙うもラツィオ DF のブロックを受け、最後は GK フルラネット選手がキャッチ。セクロフ選手には直後の32分にも決定機が訪れたが、こちらは枠を捕らえ切れず。

 それでもユベントスは前半を1点のリードを持って折り返すことに成功する。

 良い形で後半に入ったのはラツィオ。49分にエンゾアンゴ選手の縦パスを引っ掛けるとベルティーニ選手の強烈なミドルシュートが枠を捕らえる。しかし、これは GK ガロファニ選手が好セーブを見せ、ゴールとはならない。

 それでもラツィオは54分に左サイドを突破したT・マリノ選手が入れたクロスを受けたカスティリアーニ選手がファーサイドに送ると、これを受けたA・マリノ選手が中に切り返してからの左足シュートを決めて 1-1 の同点に追い付く。

 しかし、ユベントスは即座に反撃。56分にムレッティ選手からの浮き球フィードに反応したセクロフ選手がダイレクトでクロスを入れると、中央でイリング選手がボレーで合わせて勝ち越しに成功する。

 71分に相手 CB からボール奪取に成功したイリング選手はドッピエッタの絶好機を手にしたが、右足でのフルパワーシュートは枠内には飛ばず。試合を終わらせる機会を逸してしまう。

 その後は両チームがゴールを狙ったもののスコアは動かず。91分には飛び出したガロファニ選手のクリアボールを処理したチェルバラ選手がロングシュートで狙うが、大急ぎで戻ったガロファニ選手が弾き出しに成功してノーゴール。

 結局、試合は 1-2 で終了し、ユベントスが勝点3を積み重ねた。

 

 なお、ボナッティ監督は試合終了後に次のようにコメントしています。

アンドレア・ボナッティ監督:
「今日の試合においても私達は偉大な成熟度を示し、チームがどのように成長の道のりをポジティブな方向に進んでいるのかを表現しました。非常に重要な勝利ですし、グループ全体が大きな決意による欲求がありました。

 また、私達はボール非保持の際のアグレッシブな姿勢にも非常に満足しています。私達の1点目が相手への非常に良いプレッシングから生まれたことは偶然ではありません。

 私達はこの道を歩み続けなければならないですし、試合中に不利益をもたらすミスを記録し、改善しなければなりません」

 

 




 

 ハイプレスで相手のミスを誘発し、先手を取れたことは非常にポジティブだと言えるでしょう。また、3試合連続で引き分けが続いていたため、久しぶりに手にした勝利であることも評価のポイントです。

 一方で反省点として指摘されるであろう部分としては「強引なシュート(で決定機を逸したこと)」や「注意力不足による安易なボールロスト」が考えられます。

 ミスは付き物ですし、育成年代でミスが起きること自体は何の問題でもありません。ただ、ミスをしたままにするのではなく、ミスの原因を把握した上でその解消に乗り出すことが “宿題” だと言えるでしょう。

 

 プリマベーラの次戦は5月22日(土)に予定されているカンピオナート第24節ジェノア戦です。ラツィオ戦で手にした勝利を継続することができるのかに注目です。