『スカイ・イタリア』によりますと、ユベントスとディバラ選手との契約延長交渉が継続中とのことです。ディバラ選手がトリノに戻って来た後に交渉のレベルはより深まることになるでしょう。
ディバラ選手とユベントスの現行契約は2022年夏まで。残り1年となっているため、契約延長か売却かを今夏の早い段階で決める必要があります。
ユベントスにはディバラ選手以外にも「2022年夏に現行契約が満了する選手」がいますが、ディバラ選手が “移籍市場で最も高額な価格が付く選手” であることに変わりありません。
だから、ユベントスはディバラ選手の去就問題を最優先で扱っているのです。
契約延長の鍵となるのは『ディバラ選手に提示する年俸額』でしょう。
ユベントスのチーム最高給はロナウド選手。ロナウド選手は “破格の水準” ですが、チームで2番目の高給はデ・リフト選手です。移籍で加入した DF の方が FW よりも高給であるためには『バロンドール級の活躍』が欠かせません。
少なくとも、リバプールのファン・ダイク選手に匹敵する存在感をチーム内で発揮する必要があります。現状のデ・リフト選手はその水準にまで到達していないのですから、攻撃陣から『デ・リフト選手を基準にした年俸』を要求されることは起こり得ます。
したがって、コロナ禍で過去数年間よりも予算の制約が厳しくなっている状況で選手側が納得する水準のオファーを出せるかがポイントとなると思われます。
交渉はディバラ選手がトリノに戻り、アッレグリ監督から新チームでの役割に関する説明を受けてからが本番でしょう。大筋合意には近づいていたとしても選手の起用方針次第では交渉が決裂することも十分に考えられるからです。
クラブの経営面に大きな影響を及ぼすディバラ選手の去就がどのような結末となるのかに注目です。
