2020/21 セリエC第26節が行われ、ホームにルッケーゼを迎えたユベントス・Bチーム(= U-23)は1点のリードを許すもA・マルケス選手のゴールで追い付き、試合は 1-1 の引き分けで終わりました。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ノッキ (C) |
DF | 26: バルビエリ(→ 16' st. 14: コンパニョン) 15: カペッリーニ 25: ゴッツィ・イウェル 24: デ・マリノ |
MF | 23: アケ 20: レオネ 8: ラノッキア(→ 1' st. 7: ダボ) 17: F・コレイア(→ 34 ' st. 27: デル・ソーレ) |
FW | 19: ラフィア(→ 16' st. 11: ブリヘンティ) 9: A・マルケス |
ザウリ監督は 4-4-2 を選択。前節ベルチェッリ戦からは6選手を入れ替え、前線はA・マルケス選手とラフィア選手の2トップに託して試合に臨みます。
最初にチャンスを手にしたのはユベントス。16分にF・コレイアが左サイドからカットインしてシュートを放つも、相手守備陣に当たって CK となる。
対するルッケーゼは18分に左サイドを突破して中央にクロスを供給するが、これはデ・マリノがカット。ユベントスは28分に右サイドを崩してラフィアが決定機を掴むもシュートはブロックされてしまう。
ユベントスは40分に抜け出したA・マルケスが 1対1 の局面を手にしたものの、GK ビッジェーリの飛び出しでチャンスは潰える。
すると44分。ルッケーゼは右サイドからパナーティがクロスを供給すると中央でジェンナーロやペトロビッチが飛び込む、ボールは左ポストを直撃。この跳ね返りをビアンキが押し込み、ルッケーゼが1点をリードして前半を折り返す。
ルッケーゼは後半立ち上がりの46分に右サイドからのこぼれ球を拾ったペトロビッチが狙うも、シュートは枠のわずかに右に外れる。
一方のユベントスは64分に途中出場のアケが右サイドでキープしてクロスを供給するとファーサイドでA・マルケスがヘディングで合わせて 1-1 の同点に追い付く。
この後、ユベントスは67分にゴールネットを揺らしたがオフサイドでゴールは認められず。ルッケーゼは73分にカペッリーニのトラップミスを突いたコソバンに決定機が訪れたが、シュートは枠の右へと外れて勝ち越せず。
結局、試合は 1-1 のままで終了。両チームが勝点1を分け合う結果となった。
なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「引き分けには後悔しています。私達は戦っていたものの、技術的には偉大な試合ができなかったからです。
ボールが機能しませんでした。私達はあまりに遅かったですし、ルッケーゼは閉ざされた展開でカウンターを伴うセットプレーによる自分たちの試合をプレーすることができたからです。
私達の良いテクニックは披露されませんでした。引き分けに関してもこの側面の結果です。
勝利したかったのですが、私達は後半に見せた良いリアクションを持ち帰ります。今、私達は次のチャレンジで最善を尽くすことを考えています」
招いたピンチはサイドを突破されてのカウンターやボールロストに起因するものでしたから、試合運びは上々だったはずです。ただ、決定機を作る回数が少なく、リーグ最下位に沈む相手に取りこぼしをしたことは否定できません。
したがって、そのための反省は必要と言えるでしょう。
一方で第22節コモ戦以来の出場機会を手にしたゴッツィ選手が今節でも手堅い安定した守備を見せたのは収穫です。周囲のパフォーマンスに影響されない左利きの CB は将来を嘱望できるため、身体の成長を待つだけの価値があるからです。
Bチームの次戦は2月28日(日)に予定されているセリエC第27節レッコ戦です。上位戦線で争うライバルであるレッコとのアウェイ戦でBチームの選手がどのようなパフォーマンスを披露してくれるのかに注目です。