スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで行われた 2020/21 セリエA第22節ナポリ戦に 1-0 で敗れたユベントスのピルロ監督による試合後コメントを紹介いたします。

アンドレア・ピルロ監督:
「枠内シュートを得ることなく、疑わしいエピソードで敗れました。結果は残念ではあるものの、パフォーマンスには満足しています。
前半はボールの動きが遅く、相手が捕まえることができました。しかし、これは前半だけの問題です。後半は進捗的になっていましたし、得点だけが欠落していました。
多くの試合をプレーしているのですから明確さを欠くのは自然なことですが、誰もが素晴らしい試合をしました。メレトがピッチ上のベストプレーヤーでしたし、FW 陣を恥ずかしく思う点は何もありません。
この敗戦は重くのしかかる可能性があります。首位とは勝点差が10となる恐れがありますから。
(ミランがスペツィアに不覚を取ったため、首位との勝点差はインテルが今節勝利した場合で『8』となる)
重要なのは良いパフォーマンスを継続することです。3月に順位表を確認することにしましょう」
ピルロ監督が「疑わしいエピソード」と言いたいのは分かりますが、負け惜しみと言わざるを得ないでしょう。

キエッリーニ選手の左手は “肩口よりも上” でラフマニ選手の顔面にヒットしていますし、ボールの落下地点は「ラフマニ選手とシュチェスニー選手の間」だった(=キエッリーニ選手は目測を誤っていた)からです。
チームのパフォーマンスとして後半の内容は良かったのは事実です。一方で前半は「自陣内でボールは持てるものの、相手陣内で崩しの形をイメージを共有できずにチームとしての動きが止まる」という状況でした。
チームとして試合への入り方を間違ったいた部分もあるだけに速やかに修正し、チャンピオンズリーグのポルト戦とセリエAの次節クロトーネ戦で弾みを付ける必要があるでしょう。
ピルロ監督が問題点を上手く修正し、チームを波に乗せることができるのかに注目です。