ユベントスは公式サイト上で 2020/21 セリエA第29節トリノ戦に向けた招集メンバー22選手を発表いたしました。
招集された選手一覧は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: シュチェスニー、31: ピンソーリョ、45: イスラエル |
DF | 3: キエッリーニ、4: デ・リフト、12: アレックス・サンドロ、13: ダニーロ、16: クアドラード、36: ディ・パルド、37: ドラグシン、38: フラボッタ、デ・マリノ |
MF | 8: ラムジー、22: キエーザ、25: ラビオ、30: ベンタンクール、33: ベルナルデスキ、41: ファジョーリ、44: クルゼフスキ |
FW | 7: ロナウド、9: モラタ、F・コレイア |
出場停止処分が科されたブッフォン選手の代役にはBチームからイスラエル選手を招集。CB の控え候補としてデ・マリノ選手、ディバラ選手の代わりにはF・コレイア選手が初のトップチーム入りを果たしています。
【先発予想: 4-2-3-1】
GK: シュチェスニー
DF: クアドラード、デ・リフト、キエッリーニ、A・サンドロ
DMF: ダニーロ、ベンタンクール(ラビオ)
OMF: クルゼフスキ(モラタ)、モラタ(ラムジー)、キエーザ
FW: ロナウド
ピルロ監督は 4-2-3-1 を選択することでしょう。
選手起用はトップチームでの実績を重視する保守的なものとなり、キエッリーニ選手の状態が思わしくない場合はダニーロ選手が DF 起用でレジスタにはファジョーリ選手が入る布陣になると思われます。
対するトリノのニコラ監督は 3-5-2 が有力です。
攻撃を牽引すると予想されるのはベロッティ選手とサナブリア選手の2トップが有力で、両選手ともにカウンターを完結させる個の能力を有しています。そのため、スペースへの抜け出しを狙う両選手の動きを上手く制限できるかがポイントになるでしょう。
また、トリノの中盤にはマンドラゴラ選手とリンコン選手が睨みを効かせて来るはずです。肉弾戦を厭わないタイプの “ファイター” ですから、「彼らと『技術勝負』に持ち込めるか」が中盤での攻防の見所になります。
一方でユベントス攻撃陣の課題は「トリノの 5-3-2 のブロックを破れるか」に尽きます。
前節ベネベント戦では相手の “予想された戦術” の術中にはまり、まさかの敗戦を喫するという大失態をさらしました。トリノが採用するであろう戦術も「ベネベントが用意した戦術と大差はない」のですから同じ失敗を2試合連続で繰り返すことは許されないと言わざるを得ないでしょう。
自身の進退問題が大きくなる可能性がある地元ライバルとのダービー戦でピルロ監督がどのような采配を見せるのかに注目です。