2020/21 セリエC第22節が行われ、アウェイでコモと対戦したユベントス・Bチーム(= U-23)は 3-0 で敗れ、リーグ戦5試合ぶりの敗戦を喫しました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 22: ブコッセ |
DF | 5: ドラグシン 13: アルチビアーデ (C)(→ 1' st. 33: デッリ・カッリ) 25: ゴッツィ・イウェル |
MF | 18: ディ・パルド 6: ペーテルス(→ 1' st. 23: アケ) 8: ラノッキア(→ 31' st. 20: レオネ) 17: F・コレイア 10: ファジョーリ |
FW | 11: ブリヘンティ 9: A・マルケス(→ 1' st. 7: ダボ〔→ 26' st. 29: ペコリーノ〕) |
ザウリ監督 3-4-1-2 を選択。前節ジャナ・エルミニオ戦からは4選手を入れ替え、トップチームに帯同していたドラグシン選手やファジョーリ選手が先発に名を連ねる布陣で首位争い中のコモとの試合に臨みます。
試合は立ち上がりの7分にドリブルで持ち上がるドラグシンからフマイダトがボール奪取し、ガットにスルーパスを通す。最高のラストパスを得たガットは中へのカットインからゴール右下にシュートを決め、ホームのコモが1点を先行する。
地力の差を見せ付けるコモは16分に左サイドから仕掛けたテッラーニがディ・パルドに倒されて PK を獲得。これをテッラーニ自身がゴール左下に蹴り込み、コモのリードは2点に拡大する。
気落ちするユベントスを尻目にコモは19分にガットがカウンターで抜け出して左足で狙うも、シュートは枠のわずかに右。
対するユベントスは39分にゴール左45度の位置で得た FK をブリヘンティが直接狙ったが、GK ファッチンが横っ飛びセーブでクリア。前半は 2-0 とホームのコモが一方的な展開で折り返すこととなる。
ユベントスは後半開始と同時に3枚替えで局面打開を狙うも、相手ゴールを脅かす決定的なシュートを放つまでには至らない。54分と78分にブリヘンティを目掛けたクロスは可能性を一瞬予感させたが、それ以上のことは発生せず。
82分には途中出場のペコリーノとクレシェンツィが競り合って生じたこぼれ球をブリヘンティがミドルシュートを決めたが、主審はシュートを打つ前にペコリーノへの反則を取ったため以後のプレーは認められずとゴールは幻に。
88分にはF・コレイアの強烈なシュートが枠を捕らえるも、GK の好守に阻まれてゴールとはならず。逆に94分にフェッラーリに左足で強烈なシュートをゴール左上に決めてられてジ・エンド。
試合は 3-0 で終了し、ユベントスは5試合ぶりの敗戦を喫することとなった。
なお、ユベントスのザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「非常に強い相手と非常に難しいピッチでプレーすることは分かっていましたし、結果がそれを物語っています。不運にも即座にそうなってしまいました。私達は最初にボールを持ち、開始15分の2つのミスで2失点し、経験豊富なチームに屈しました。
このことを糧に成長しなければなりません。チームは若く、試合の読み手は経験の豊富さから来るものです。私は今回の経験が即座に成長するために求められていたことだと信じています。
難しいカンピオナートですし、さらに難しくなるでしょう。普段と同様にプレーしたかったので残念です。
私達は自分自身で完結していますし、8月の時と同様にトレーニングを始めなければなりません。選手たちは全員クオリティーを持っていますし、私の仕事は彼らを可能な限り早期に適応させることです。
今日はステージでした。今は即座にページをめくり、リボルノ戦で勝利にチャレンジしましょう」
トップチームに帯同していたドラグシン選手とディ・パルド選手のミスで2点の先行を許し、点差を詰めれずに突き放されて試合が終了する展開でした。それだけにダメージは大きいと言えるでしょう。
ただ、慢心に対して灸を据えられたのであれば良い教訓になります。
今節の敗戦が「教訓」となるか「連敗の呼び水」となるかは次戦の結果次第です。これはザウリ監督も試合後コメントで言及しており、選手たちが今週末の試合に向けて切り替えられるかが鍵でしょう。
Bチーム(= U-23)の次戦は2月7日(日)に予定されているセリエC第23節リボルノ戦です。コモ戦の “レッスン” を受けた成果を発揮することができるのかに注目です。