2020/21 セリエC第36節が行われ、アウェイでレナーテと対戦したユベントス・Bチーム(= U-23)はアケ選手のゴールで先制するも逆転を許し、試合は 2-1 で敗れました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 12: イスラエル |
DF | 5: ドラグシン 13: アルチビアーデ (C) 16: アンツォリン |
MF | 18: ディ・パルド 6: ペーテルス(→ 22' st. 20: レオネ) 10: ファジョーリ 23: アケ 19: ラフィア(→ 22' st. 7: ダボ) |
FW | 11: ブリヘンティ 9: A・マルケス |
ザウリ監督は 3-4-1-2 を選択。トップチームに帯同していたドラグシン、ディ・パルド、ファジョーリの3選手が先発に名を連ねる布陣で上位に付けるレナーテとの一戦に臨みます。
良い入りを見せたのはユベントス。7分にディ・パルドからの横パスを受けたファジョーリがミドルシュートで狙うが、シュートは枠のわずかに左に外れる。
ユベントスは16分に右 CK をショートコーナーで再開するとファジョーリのクロスをアケがヘディングで合わせるも、シュートは GK ジェメッロが好セーブで CK に逃れる。しかし、これで得た CK のこぼれ球をアケが豪快に蹴り込み、ユベントスが先制する。
対するレナーテも26分にガルッピーニが入れた右 CK をポッセンティがニアで合わせて GK イスラエルが守るゴールを破り、スコアを 1-1 の同点に戻すことに成功する。
ユベントスは28分にスルーパスを受けたブリヘンティがミドルシュートで狙うが、軸足がスリップしたことも影響してシュートは枠を捕らえず。それでも前半は 1-1 の同点で折り返すこととなる。
後半に先行したのはホームのレナーテ。49分に最後尾からのビルドアップでディ・パルドを中盤まで引き出すと空いたスペースでボールを引き出したラダのクロスにマイストレッロが合わせて逆転に成功する。
ユベントスは57分に相手のミスを突き、ブリヘンティからのラストパスを受けたA・マルケスが狙うもシュートを決め切れず同点の機会を逸してしまう。
その後はレナーテがカウンターを主体に縦への推進力を活かした攻撃に専念してユベントスのゴールを脅かすも追加点は生まれず。対するユベントスも90分にファジョーリのクロスをブリヘンティがボレーで狙うも、シュートは枠を捕らえずに試合は終了。
上位に位置するレナーテが地力の差を見せる逆転勝ちを納め、ユベントスは勝点を上乗せすることはできなかった。
なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「私達は素晴らしい前半をプレーし、レナーテのような非常に強いチームを相手にほとんど与えませんでした。結果は残念に思います。勝点を持ち帰れなかったからです。
カンピオナートはまだ3試合が残っており、プレーオフ出場権を勝ち取ることは可能です。
直近の試合がそうであったように試合はプレーすることが複雑で難しいものになるでしょう。しかし、延期となっていたオルビア戦は勝点を持ち帰るためにできることはすべてしなければならないでしょう」
惜敗と言える試合でした。1失点目は CK からニアで上手くフリックされたもので、2失点目は3バックが抱えるシステム上の欠点を突かれたものでミスとして指摘されるようなものはなかったからです。
ただ、先制に成功していましたので勝点を持ち帰りたかったことも事実です。ドラグシン選手やファジョーリ選手などトップチームに帯同していた選手が先発フル出場していたことを考えると尚更です。
Bチーム(= U-23)の次戦は4月22日(木)に予定されているセリエC第32節オルビア戦(延期分)です。プレーオフ出場権を手にするためには勝利で勝点3を獲得したい試合だと言えるでしょう。
残り3試合となったカンピオナートでストロング・フィニッシュを決めることができるのかに注目です。