2020/21 カンピオナート・プリマベーラ第8節が行われ、ホームにラツィオを迎えたユベントスはダ・グラサ選手とバッレネチェア選手のゴールで 2-0 の勝利を手にしました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ガロファニ |
DF | 2: レオ 6: リッチオ (C) 5: デ・ウィンター 3: エヌテンダ |
MF | 10: スーレ(→ 40' st. 22: シェクララツ) 4: バッレネチェア(→ 30' st. 14: オミッチ) 8: ミレッティ 11: イリング(→ 30' st. 16: トゥリッキア) |
FW | 7: セクロフ(→ 30' st. 19: コッター) 9: ダ・グラサ(→ 40' st. 18: チェッリ) |
ボナッティ監督は 4-4-2 を選択。ミッドウィークに開催されたアスコリ戦からは両翼と CF を中心に先発5選手を入れ替えて試合に臨みます。
試合は立ち上がりにラツィオが左サイドの崩しを起点にピカ選手やマリーノ選手がシュートを放つ展開で幕が上がる。
対するユベントスは12分にスーレ選手のスルーパスに反応したセクロフ選手の左足シュートが枠を捕らえたが、これは GK フルラネット選手が右足でブロックしてゴールを死守。GK フルラネット選手は23分にスーレ選手が手にした決定機も阻止し、守護神としてユベントスの前に立ちはだかる。
それでもユベントスは28分にバッレネチェア選手がイリング選手にボールを展開すると、左サイドからのクロスにダ・グラサ選手が右足ボレーで合わせて均衡を破ることに成功する。
リードを得たユベントスは39分にスーレ選手からボールを受けてペナルティーエリア内に侵入したミレッティ選手がアデアグボ選手に倒されて PK を獲得。これをバッレネチェア選手がゴール左下に決め、リードを2点に広げる。
後半に入っても主導権は基本的にユベントス。51分にロングボールに反応したダ・グラサ選手が惜しい機会を手にしたが、GK フルラネット選手の果敢な飛び出しで防がれて3点目とはならず。
一方のラツィオは57分にピカ選手からのフィードがクリアされたボールを回収したシェーフ選手がヘディングを使ってペナルティーエリア内に侵入して枠内シュートを放つも、これは GK ガロファニ選手が CK に逃れる。
その後、ユベントスはセクロフ選手とイリング選手に決定機が訪れたものの正確性や強度を欠いたため追加点とはならず。ラツィオもマリーノ選手に惜しいシュートがあったものの、ボールは枠のわずかに左。
結局、後半は両チームともに得点を決めることができずに試合は 2-0 で終了。前半の2得点を守り切ったユベントスが勝点3を手にした。
なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督:
「私達は直近の数ヶ月で取り組んで来た仕事の成果を享受していますし、チームはピッチ上と選手間の関係の両方で成長しています。
U-23 やトップチームに帯同していた選手たちがエネルギーを蓄えて戻り、ベストを尽くしている姿を見るのは喜ばしいことです。
価値を持った人々で構成されたグループであり、彼らは責任を良く理解しています。
今日は試合の瞬間を読むことに長けていましたし、自己犠牲を払い、結果を保ち続けました。また、クリーンシートを達成する手助けにもなったと思います」
再開後はターンオーバーを活用してリーグ戦3連勝の再スタートを成功させたのですから、プリマベーラは良い状態にあると断言できるでしょう。
現状は “ユベントスだけ” がBチーム(= U-23)を運用しており、プリマベーラ(= U-19)からも選手が送り込まれます。
ユベントスのプリマベーラは飛び級に該当する『U-17 の選手』がプレーする割合も増えるため、この状況で結果が残せているのは評価されるべきことです。
3月の代表戦ウィークまで続く過密日程でどこまで結果を残せるかが注目点になるでしょう。
プリマベーラの次戦は2月3日(水)に予定されているコッパ・プリマベーラのラウンド16・サンプドリア戦です。
今週末に予定されているリーグ戦もサンプドリア戦ですから、この2連戦をどうマネジメントするかがポイントと言えるでしょう。まずは一発勝負のカップ戦で準々決勝進出を手にすることができるのかに注目です。