ドイツの『キッカー』によりますと、ケディラ選手がヘルタ・ベルリンに移籍するためのメディカルチェックなどを受けているとのことです。電撃移籍が実現する可能性が急浮上したと言えるでしょう。

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ケディラ選手は1987年4月生まれの33歳。ユベントスには2015年夏に加入し、アッレグリ監督時代は中盤で欠かすことのできない戦力として活躍していました。
ただ、近年はひざの負傷で稼働率が悪化。クラブが契約延長オプションを行使したことが結果的に裏目に出てしまっており、ピルロ監督はケディラ選手を「構想外」として扱っている状況にあります。
ケディラ選手の現行契約は2021年夏まで。コロナ禍で多くのクラブが移籍市場での動きを自重せざるを得ない状況であると見られていたため、ヘルタ・ベルリンが獲得に向けた動きを本格化させていることは驚きと言えるでしょう。
移籍先として名前が出ているヘルタ・ベルリンは19試合を終えて4勝5分10敗の勝点17で15位。入れ替え戦の16位・アルミニアと同じ勝点という厳しい状況にあります。
したがって、ケディラ選手の経験を使って残留を確実にしたいのでしょう。
獲得オファーは「半年+残留すれば自動的に1年延長」とすれば、契約期間は問題にはならないはずです。降格時や出場機会に不満を覚えた際は選手側にオプトアウトを付与しておけば問題は回避できるため、年俸面での合意次第だと思われます。
人件費を少しでも圧縮したいユベントスにとって願望が現実となるのかに注目です。