NO JUVE, NO LIFE!!

- FINO ALLA FINE - ユベントス関係のニュース記事を扱うサイト

2020/21 UEFA チャンピオンズリーグ第5節ディナモ・キエフ戦、主審はフランスのステファニー・フラッパール

 UEFA は公式サイト上で 2020/21 チャンピオンズリーグ第5節を担当する審判団を発表いたしました。ユベントス対ディナモ・キエフ戦の主審はフランスのステファニー・フラッパール(Stephanie Frappart)氏です。

画像:ステファニー・フラッパート(Stephanie Frappart)主審
PR

 

 フランス・エルブレ出身のフラッパール氏は1983年12月生まれの36歳。2019年8月に行われた UEFA スーパーカップで(UEFA の猛プッシュにより)女性として初の主審を務めたことで大きな話題となった審判員です。

 チャンピオンズリーグでの主審は今節がキャリア初のこと。ヨーロッパリーグでの主審も今季(= 2020/21 シーズン)がデビューシーズンです。そのため、ユベントスとディナモ・キエフは両チームともフラッパール主審が担当したプレーした経験はありません。

 ちなみに、フラッパール氏が “不自然な形” でスーパーカップの主審に任命された理由は「2019年7月に女子W杯があったから」です。当時は『女性の権利』を叫ぶことがトレンドであり、その声に UEFA が配慮したためです。

 VAR をフランス No.1 レフリーのクレマン・トゥルパン氏が務め、両チームの監督をなだめる役割を担う第4審判にはトルコのジュネイト・チャキル氏を起用する “前代未聞のサポート体制” が敷かれていたのですから、審判員の実力が評価されての抜擢とは言えないでしょう。

 

 なお、フラッパール氏とともに試合を担当する副審はハキム・ザカラニ(Hicham Zakrani)氏とメディ・ラフマニ(Mehdi Rahmouni)氏。第4審判はカリム・アベド(Karim Abed)氏。

 VAR はブノワ・ミヨ(Benoit Millot)氏、副 VAR はデラジョ・ウィリー(Delajod Willy)氏が担当すると発表されています。

 

 ユベントスが入っているグループGは第4節終了時でバルセロナとユベントスの勝ち抜けが決定しており、第5節以降は消化試合です。そのため、ヨーロッパリーグで2試合の経験しかない期待の女性審判員を大抜擢しても問題はないと判断したのでしょう。

 地力の差を考えると審判員はそれほど問題はないのですが、ユベントスは前節フェレンツバーロシュ戦で大苦戦をしている上、直近のリーグ戦・ベネベント戦でも取りこぼした関係で審判団に対してナーバスになっている状況になります。

 したがって、UEFA の思惑どおりに試合を早い段階で決めて荒れさせずに勝ち切ることが課題になるでしょう。ピルロ監督がどのような準備をして試合を迎えるのかに注目です。