『スカイ・イタリア』によりますと、「筋肉の痛みで代表チームでのプレーは困難」との理由で離れたボヌッチ選手は20日程度の離脱になる可能性があるとのことです。
詳細は検査待ちですが、ユベントスの最終ラインは緊急事態となっています。
ピルロ監督が会見で「歯を食いしばってプレーしている選手もいる」との趣旨の発言をしていましたが、その選手がボヌッチ選手であることが明らかになりました。
ボヌッチ選手は「ラツィオ戦でも痛みを覚えた状態でプレー」しており、代表チームに合流した現在でも「痛みが引くことはなかった」とのこと。そのため、代表チームを離れてJメディカルで再検査を受ける見通しとなっています。
ボヌッチ選手の離脱期間は検査待ちでしょう。ただ、イタリアのメディアは「20日程度の離脱」と予想しており、それが現実となるとユベントスのセンターバックは緊急事態に陥ることになります。
DF: キエッリーニ (左太もも) |
左ハムストリングに低度の負傷が確認され、現在治療中。約1ヶ月の離脱が有力。 → 12月上旬の復帰目標 |
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DF: デ・リフト (右肩脱臼) |
右肩脱臼による再建手術を受け、ピッチ上の練習には復帰済み。現在は医師の許可待ち |
DF: A・サンドロ (右太もも) |
全体練習を部分的に消化した段階 |
DF: ダニーロ | 健康。シーズン序盤から(ブラジル代表)も含めてフル稼働なのが懸念点 |
DF: ボヌッチ (筋肉の痛み) |
詳細はJメディカルでの検査待ち。代表チームでの検査では20日程度の離脱の見通し → 12月上旬まで離脱の可能性 |
DF: デミラル | 健康だが、前十字靭帯の負傷から復帰明けでフル稼働は回避したい |
トップチーム登録の選手でセンターバックとしてプレー可能なコンディションにあるのは「ダニーロ選手とデミラル選手だけ」になる可能性が現実に存在します。
キエッリーニ選手は年末までの10連戦の中、最初の5試合は欠場が濃厚。ボヌッチ選手も負傷が見立てどおりなら、同様に5試合の離脱は十分にあり得ます。
一方、復帰に最も近いのはデ・リフト選手です。医療チームから『許可』が出た時点で復帰となるからです。ただ、試合感の欠除は否めません。したがって、苦しい状況で国際Aマッチデー明けの10連戦に臨むことになるでしょう。
ユベントスが皮肉なのは「余剰人員を抱える余裕のないクラブが CB でプレー可能な人件費の安いルガーニ選手やデ・シリオ選手を放出したこと」です。その結果、手薄だったポジションで負傷者が発生したことが緊急事態を招くことになってしまったからです。
「編成の責任」でもあるため、首脳陣が解決すべき問題です。想定できた状況ですから、ピルロ監督がどのように対処するのかに注目です。