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【採点】 2025/26 セリエA第8節 ラツィオ対ユベントス

 2025/26 セリエA第8節が行われ、アウェイでラツィオと対戦したユベントスは序盤に許したバシッチ選手のゴールが最後まで響いて 1-0 で敗れました。

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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表1:先発メンバー(2025/26 セリエA第8節 ラツィオ戦)
  SS Lazio
[4-3-3]
Juventus FC
[3-5-2]
GK 94: プロヴェデル 1: ペリン
DF 29: ラッザリ
34: ヒラ
13: ロマニョーリ
77: マルシッチ
15: カルル
4: ガッティ
6: ケリー
MF 8: ゲンドゥージ
32: カタルディ
26: バシッチ
7: コンセイソン
8: コープマイネルス
5: ロカテッリ (C)
22: マッケニー
27: カンビアーゾ
FW 18: イサクセン
19: ディア
10: ザッカーニ (C)
9: ヴラホヴィッチ
30: デイヴィッド

 ラツィオのサッリ監督は 4-3-3 を選択。カタルディ選手を中盤の底に配置し、イサクセン選手とザッカーニ選手が攻撃時に両サイドで幅を取る予想どおりの布陣でユベントスを迎え撃ちます。

 対するユベントスのトゥドール監督は 3-5-2 を選択。GK にはターンオーバーでペリン選手を起用し、右 WB のコンセイソン選手が前線に上がると 4-3-3 に可変する形で試合に臨みます。

 

 試合が動いたのは9分。GK ペリンからのフィードをデイヴィッドが頭で落としたボールが “ラツィオの” カタルディへの絶好のパスとなり、ラストパスを受けたバシッチがゴール右下にシュートを決めてラツィオが先行する。

 対するユベントスはマークの薄い大外からスタートするカンビアーゾに決定機を託すも、GK プロヴェデルの牙城は崩れず。

 1点リードのラツィオは32分に “クロスをカットしたロカテッリ” からゲンドゥージがプレゼントパスを受けて絶好機が転がり込んで来たが、シュートはガッティがブロック。こぼれ球に詰めたイサクセンのシュートはケリーがブロックして追加点とはならず。

 すると、34分にユベントスはコープマイネルスからの縦パスを受けたカンビアーゾがさらに前方へスルーパス。デイヴィッドが反応して抜け出したが、シュートは GK プロヴェデルが身体に当ててセーブ。

 前半は 1-0 のホームのラツィオが1点リードで折り返す。

 後半で先に惜しい場面を作ったのはユベントス。47分に左サイドを抜け出したカリーからの折り返しにヴラホヴィッチが合わせるもシュートはクロスバー。(※ パスを受けたケリーがオフサイド)

 挽回したいユベントスは70分から怒涛の攻撃でラツィオゴールを脅かすと、75分には左 CK からテュラムはヘディングシュート。だが、ラツィオの GK プロヴェデルに横っ飛びセーブで阻まれ、1点が遠い展開が続く。

 ユベントスの猛攻を耐え切ったラツィオは79分にゲンドゥージのスルーパスからイサクセンがカウンター。しかし、フィニッシュのシュートが枠のわずかに左を通過し、ユベントスは胸をなでおろす。

 勝点1でも持ち帰りたいユベントスは後半アディショナルタイムでも惜しい場面を作るが、GK プロヴェデルの牙城は最後まで崩れずに試合終了のホイッスル。試合は 1-0 で終了し、ユベントスはリーグ戦2連敗となった。

 

 なお、試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: ペリン 6.0
 ガッティの踵に当たったことでコースが変わったバシッチのシュートによる失点だから GK として最善を尽くしていたことに変わりない。不運な結果に直面しただけだ。

DF: カルル 6.0
 試合の長い時間帯においてザッカーニの脅威を制限。終盤に突破されることもあったが、攻撃面を含めて精力的かつ献身的にチームに貢献していた。

DF: ガッティ 6.0
 失点に関与してしまったが、あれは DF と GK にとって不運でしかない。ディアに仕事をさせなかった守備力は的確に評価される必要がある。

DF: ケリー 5.0
 イサクセンに翻弄され続けた試合だった。自陣での守備力はサイドバックと同等なのだから驚くことでもない。

WB: コンセイソン 5.0
 PK を得れなかったことは同情するが、普段から肘打ちを見逃してもらっていることと相殺されたのだから文句は言えない。偶発的なスピード突破と慢性的な軽い守備では帳尻は合わない。

MF: コープマイネルス 5.5
 中盤 MF として起用されたことでプレーが円滑になった。ただ、ゴールやアシストなど決定的な仕事をしないとメディアは文句を言うだろう。スケープゴートからは脱していない。

MF: ロカテッリ 5.0
 対面するカタルディのプレーを制限できず、いつもの決め打ちプレーが裏目に出てゲンドゥージにプレゼントパスをしてしまう始末。過大評価され続けている現状は不健全だ。

MF: マッケニー 5.0
 必死に奔走していた姿勢は評価されるべきだろう。だが、空回りであることを認識する冷静な判断力を欠いていた。退場を免れたことは幸運だったとしか言いようがない。

WB: カンビアーゾ 5.0
 コモ戦での拙いパフォーマンスを繰り返していた。首脳陣が SB よりも外を主戦場にする WB で起用され続けていた現実をシビアに評価していないことが不思議でならない。

FW: ヴラホヴィッチ 5.5
 流れの中からの得点が期待できる唯一の選手であるため、ボールタッチ自体がそもそも限定的だった。囮として相手 DF を引っ張って守備ブロックを乱すことにも意味はある。

FW: デイヴィッド 4.5
 先制点を演出する素晴らしいポストプレーだった。ボールを受けたのが敵チームのカタルディだったことを除いては。今夏の移籍市場でデイビッドの獲得を見逃したクラブの編成責任者は良い仕事をしたと評価が相対的に上がっていることだろう。

 

【交代選手など】

FW: ユルディズ 6.0
 後半開始と同時にカンビアーゾに代わって出場。最後の最後まで自らができるプレーに精力を注ぎこんだが、結果を持ち帰るには至らなかった。

WB: コスティッチ 6.0
 66分にデイヴィッドとの交代で出場。イサクセンへの対処に苦しみつつも、献身性や左足のキック精度でチームのために汗をかき続けていた。

MF: テュラム 6.0
 コープマイネルスに代わって66分から出場する。ゲンドゥージと対峙しつつ、セットプレーではヘディングシュートで惜しい場面を作るなど存在感を示していた。

FW: オペンダ ー
 マッケニーとの交代で78分から出場。

DF: ジョアン・マリオ ー
 ガッティとの交代で86分から出場機会を得る。

 

トゥドール監督 4.5
 この試合のフォーメーションが 3-5-2 だったか 4-3-3 かは枝葉の問題だ。前節コモ戦で露呈した脆弱な守備への対策を示せておらず、それどころか中央での致命的なミスで後手に回る拙い試合運びだった。公式戦8試合連続未勝利は極めて厳しいものがある。

コロンボ主審 5.5
 両チームともに文句を言いたいレフリングだったことは事実だろう。ヒラのコンセイソンへの踏みつけで PK が与えられるべきだったし、マッケニーは退場処分に科されているべきだったからだ。