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5月中旬も新型コロナ患者の減少が続くイタリア、実効再生産数Rも1を下回ってセリエA再開の追い風となる

 セリエA再開に向けた準備が進むイタリアでは5月10日から16日までの1週間においても、新型コロナウイルスの新規感染者・死者が先週比よりも低下しています。実効再生産数Rも1を下回っており、経済の再始動が近づいていると言えるでしょう。

画像:イタリア国内における新型コロナウイルスの感染者数などの推移
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表:イタリア国内での新型コロナの患者数など
  5月10〜16日
(7日間平均)
5月3〜9日
(7日間平均)
新規感染者 927
【-350, -27.4%】
1277
死亡者 195
【-46, -19.1%】
241
集中治療室 901
【-421, -31.8%】
1322

 10日から16日までの5月第3週でも、1日平均の新規感染確認者および集中治療室の患者数は先週比で -30% 前後と減少のペースが保たれています。

 死者は -20% と減少のペースは下がったものの、「絶対数で200人を下回る水準」にまで下がっています。峠を超えたことは確実と言える状況ですから、経済活動を再開させるに値する状況にあると断言できるでしょう。

 

 ちなみに、「1人の感染者が(完治するまでに)新たに何人の感染者を生み出すか」という実効再生産数Rは5月16日時点のイタリア(PDF)では以下のとおりです。

画像:イタリア国内での実効再生産数R

 ほぼすべての地域で「R<1」を達成しており、感染は収束に向かっています。唯一の例外がペルージャなどがあるイタリア中部のウンブリア州の「R=1.23」だけです。

 ただ、ウンブリア州は「累積患者1422名・死者73名・現患者81名(ICU患者2名)・回復1268名」という状況(PDF)で、5月16日の新規感染者は0名です。

 「実効再生産数は患者数が少ないと振れ幅が大きくなる」との “欠点” があるため、ウンブリア州の数値は無視して問題ないと言えるでしょう。

 

 科学的根拠を背景にリーグ戦再開へと動くイタリアでの正常化に向けた取り組みに引き続き注目です。