ユベントスとバルセロナの間でピアニッチ選手やアルトゥール選手を基本にしたトレードの噂が出ていますが、対象となる選手が混沌としています。メディア間で内容が大きく異なっており、状況を整理しておくことにしましょう。
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- 『スカイ・イタリア』
- ユベントス
- ピアニッチ
→ 選手個人は合意?
- ピアニッチ
- バルセロナ
- アルトゥール
→ トレードに消極的?
- アルトゥール
- ユベントス
- 『スポルト』
- ユベントス
- ピアニッチ
- デ・シリオ
- 移籍金2500万ユーロ
- バルセロナ
- ネルソン・セメド
- ユベントス
『スカイ・イタリア』が報じた内容は現実的に可能性のあるものでしょう。ただ、アルトゥール選手が「残留」と熱望していると報じられているため、「成立にまでは至らない」と考えられます。
一方で『スポルト』の内容は「飛ばし記事」です。
ネルソン・セメド選手が価値が5000万ユーロと高く算出されたことを理由にしていますが、2500万ユーロの移籍金を “ユベントスが” 払うという時点でフェイクです。これだと「ピアニッチ選手とデ・シリオ選手の合計移籍金」が2500万ユーロにしかならないからです。
そもそも『スポルト』はバルサの “クレ” を相手にした御用新聞ですし、「移籍市場で素晴らしい働きをしている」と宣伝をしたいバルサ上層部の意向を受けて書かれた記事であるとの見方を持っておくべきでしょう。
とは言え、ユベントスのフロント陣を率いるようになったパラティーチ CFO は “素人ぶり” が半端ないレベルで昨夏は失態を演じ続けました。そのため、バルサ側が「笑いを堪えることに必死な取引」をまとめる可能性は十二分にあります。
少なくとも、ネルソン・セメド選手(26)の獲得を目指すなら、「ダニーロ選手(28)との交換トレード」でまとめるべきでしょう。両クラブの補強担当が今夏にどのような決断を下すのかに注目です。