イタリアのコンテ首相は現地4月26日の記者会見で「5月4日から『フェーズ2(= fase due)』に入る」と発表いたしました。サッカー界では同日から「チーム施設での個人練習」が許可されることになっています。
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『フェーズ2』で操業再開が許可された主な業種は製造・建設・不動産仲介・卸売などです。これらの業種は「5月4日からの本格操業に備えるための準備を4月27日から行うことができる」となっています。
サッカー界も再開に向けた準備は以下の流れで許可される形となっています。
- 5月4日(月)以降
- 個人練習が許可
※ 非公開であることが条件
- 個人練習が許可
- 5月18日(月)以降
- チーム練習が許可
- 選手にはPCR検査と血液検査(抗体検査)が定期的に実施
5月4日の時点で「以前と同様のトレーニング」に近い状態となるのは『個人競技』のアスリートです。テニスや陸上のトラック種目の選手などが対象と言えるでしょう。
セリエA関係は4日から個人練習が可能になり、その2週間後の18日からチーム練習が可能となる予定です。ただ、小さいユニットごとの練習など “制限” が設けられることが有力であり、『全体練習』は6月初旬に許可される流れになると思われます。
今後の日程が明確になりつつあるのですから、イタリア国外に滞在中のユベントス所属選手が帰国しなければならない期限も固まることになりました。
具体的には「イタリアで『フェーズ2』が始まる5月4日前後にトリノに戻って来ていること」が条件になります。経済再始動が本格化しつつあるイタリアでセリエAのクラブがどのように動くのかに注目です。