レガ・セリエAは公式サイト上で現地21日にオンライン総会を行い、「政府が許可をした場合は 2019/20 シーズンを完了させる」との意向で全会一致したと発表いたしました。現状の立ち位置が確認されたと言えるでしょう。
イタリアの現状は以下のとおりです。
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- 現状
- 『首相令』に基づくロックダウン(= 都市封鎖)が発動中
- サッカークラブは全体練習が禁じられている状況
- ロックダウンは「現地5月4日午前0時」に失効する見込み
- フェーズ2(= 5月4日以降?)
- 『首相令』の内容が変更され、制限が緩和される見通し
- サッカークラブは「非公開の全体練習」が許可されることを期待
- 選手やスタッフなどの保護プログラムの承認が必要
- フェーズ2.5
- 無観客試合が許可
まずはイタリア全土をロックダウンする根拠となっている『首相令(DPCM)』の内容が変更されない限りは「セリエA再開は夢のまた夢」という状況です。
そのためには「練習再開が許可される第一段階」と「試合再開が許可される第二段階」の双方で『政府からの許可』が必要不可欠です。現状は “第一段階の手前” ですから、セリエAの意向がどれだけ強固であっても実現にはまだまだ時間を要する段階と言えるでしょう。
ちなみに、今回の採決は「2019/20 シーズンの残り日程の完全消化を目指す」というものですから、イタリアの国内情勢次第では「フォーマットの変更」や「打ち切り」も選択肢としては残っている状況です。
「シーズン残り日程の消化」が最優先で、「フォーマット変更」が次善案。「(サッカーどころではない状況ならば止むを得ず)打ち切り」という順番で動くことでしょう。状況がどう動くのかに注目です。