『スカイ・イタリア』によりますと、5月4日が有力視されているセリエAに所属するチームの練習再開可能日を確定させるためのイタリア政界の動きが本格化しているとのことです。スパダフォラ大臣が週明けまでに骨格案をまとめられるか次第でしょう。

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スポーツ部門を管轄するスパダフォラ大臣はサッカー界の代表者との会合で、再開に向けて必要となる政治的な動きを提示しています。
- ロベルト・スペランツァ保健相との会談
- 科学技術委員会との会談
- コンテ首相が発令する『次回の首相令』への提言
要するに、公衆衛生を完結する官庁との折り合いを付けた上で、コンテ首相に『首相令』という形で法的根拠を後押ししてもらうプロセスを採ると表明している状況です。
次回の『首相令』は「現行令の有効期限が切れる5月3日までに署名」されることにあります。
そのため、「4月最終週には『練習再開に向けたプロトコル』が完成済み」である必要があるため、「今週末で結果を出してもらわないと困る」との論調が強まっているのでしょう。
なお、UEFA が「2019/20 シーズンの CL と EL を2020年8月に開催」を加盟協会に打診したと報じられている上、ECA (欧州クラブ協会)も方針に賛同していることから、各国の国内リーグは「7月末」が期限になることが有力です。
そこから逆算すると「セリエAは遅くとも6月中旬(= 13日頃)までに再開しないと残り日程を消化できない」という状況になるため、5月上旬に「練習再開が許可されるか」が第一関門となるでしょう。
イタリアでどのような決断が下されるのかに注目です。