『スカイ・イタリア』によりますと、ユベントス以外のセリエAの19クラブが決定した「トップチームの年俸削減策」に対し、選手協会が「恥だ」と猛反発しているとのことです。削減内容はユベントスと同じであるため、手続き面が大きいと考えられます。
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イタリアでは3月上旬からセリエAの開催が不可能となっており、収入がストップしている全クラブが最大の支出源である「トップチームの人件費」を削減したい状況にあります。
- ユベントス
- トップチーム所属の選手・監督が4ヶ月分の年俸放棄に理解
- 正式な手続きが行われる予定
- リーグ戦が再開された際はクラブが “真摯に” 対処
- ユベントスを除くセリエAに所属する19クラブ
- トップチーム所属の選手・監督年俸が4ヶ月分削減
- リーグ戦が再開した場合は2ヶ月分の年俸を削減
ユベントスがした行為も他のセリエAのクラブがした行為は基本的に同じです。ただ、ユベントスは「選手の了解」を得た後に「削減」を発表したことに対し、他のクラブは「一方的に発表」という印象が残ります。
そのため、選手協会のトンマージ会長などが不快感を示すことは当然のことと言えるでしょう。
ちなみに、選手協会側の言い分は「3月9日まで試合を実施した上、3月中旬まではクラブの指示でトレーニングを続行していたではないか」という部分が根底にあります。
にも関わらず、「3月を含めた4ヶ月分の給与削減」をクラブが決定したのですから、選手協会から反発が出るのは理解できることです。上手く譲歩し合うことで互いのメンツを守り、落としどころを見つけることができるのかに注目です。