『スカイ・イタリア』によりますと、イグアイン選手など3選手が家族に寄り添うことを理由にイタリアを離れたとのことです。どの選手も新型コロナウイルスの感染検査は「陰性」で、クラブから許可を得ていると伝えれています。
該当の選手は以下のとおりです。
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- イグアイン
- 病気の母を見舞うためにアルゼンチンへ
- イタリアからの直行便はないため、フランスとスペインを経由
- 本人は「陰性」とのこと
- ピアニッチ
- 家族に寄り添うため、ルクセンブルクへ
- ユーゴ内戦前に家族でルクセンブルクに移住し、そこで選手キャリアを始める
- 本人は「陰性」とのこと
- ケディラ
- 家族に寄り添うため、ドイツへ
- 本人は「陰性」とのこと
いずれの選手も「家族に寄り添うため」との理由ですから、クラブが強く引き止めるのは難しい状況にあります。
“新型コロナウイルスへの感染が確認されていない外国人” に対してイタリア国内での(半強制的な)隔離を続けようものなら、国際問題に発展してしまうでしょう。そのため、ユベントスが「帰国許可」を出すのはクラブとして当然と言えるはずです。
ただ、リスクがあることも事実です。ユベントスの3選手は「陰性」でしたが、これは隔離下に置かれていた時の状態であり、「隔離後の陰性」を保証するものではありません。
要するに、「移動時に感染してしまう可能性を無視できないこと」が問題なのです。
このリスクを選手自身が認識した上で、「それでもイタリア国外にいる家族に寄り添いたい」と希望するのであれば、クラブは(直近の検査での)『陰性』や『症状なし』を理由に許可すべきでしょう。
セリエAが再開する時に選手がトップコンディションであれば問題はない訳ですから、現時点でイタリアを離れる選手が出ることに大きな問題はないと思われます。