2019/20 セリエC第22節アレッツォ戦が行われ、ユベントス・Bチーム(= U-23)はザニマッキア選手のゴールで 1-0 の勝利を手にし、リーグ戦では9試合ぶりの白星となりました。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 22: ロリア |
DF | 18: ディ・パルド(→ 37' st. 20: ベルアット) 35: アルチビアーデ (C) 13: ムレ 24: フラボッタ |
MF | 15: I・トゥレ 26: ファジョーリ(→ 26' st. 5: ムラトーレ) 17: ザニマッキア(→ 37' st. 2: ローザ) 8: ポルタノーバ 11: オリビエリ(→ 26' st. 27: デル・ソーレ) |
FW | 29: フレデリクセン(→ 13' st. 21: クレメンツァ) |
ペッキア監督は 4-2-3-1 を選択。前節のシエナ戦からは4選手を入れ替え、前線は1トップのフレデリクセン選手を2列目でザニマッキア選手ら3選手がサポートする布陣で試合に臨みます。
試合は10分にカウンターでファジョーリが持ち上がってオリビエリにラストパスを送るも、シュートを放つ前に相手 GK ピッサルドの飛び出しでボールを抑えられてしまうというユベントスにとって惜しい展開で幕が上がる。
ユベントスは14分にザニマッキアが左45度で獲得した FK を直接狙うが、これは枠の左。対するアレッツォは38分に左サイドのクロスからクトロが反転してミドルシュートを放つが、これも枠の左へと外れてしまう。
決定機が少なく、0-0 で折り返した後半で先にチャンスを掴んだのはアレッツォ。50分に左サイドを突破したコーソのクロスが GK と DF 間を通過してゴールへと向かうが、相手に押し込まれる前にポルタノーバがクリアに成功し、ユベントスはピンチを脱する。
この直後にユベントスは相手 DF からボール奪取に成功したI・トゥレが自らシュート。しかし、これは枠を捉えず、こちらも均衡を破ることができない。
それでも、ユベントスは59分に右サイドのクレメンツァからのパスを中央で受けたザニマッキアが時計回りに反転して左足でシュート。これがゴール左下に決まり、ユベントスが1点を先制する。
アレッツォは67分にピッチのヘディングシュートが枠を捉えるも、これは GK ロリアがキャッチ。74分のクトロのシュートはクロスバーに嫌われるなど、ゴールが遠い状況が続く。
その後のアレッツォはセットプレーから同点に持ち込もうとはするが、ゴールを奪うまでには至らず。結局、試合は 1-0 で終了。虎の子の1点を守り切ったユベントスがリーグ戦では9試合ぶりとなる勝利を手にした。
なお、試合後にペッキア監督は次のようにコメントしています。
ファビオ・ペッキア監督:
「私達は良かったですし、偉大なクオリティーの試合と共に苦痛の勝利を得ました。アレッツォは危険な場面と幾度となく作り出していましたが、集中して勝点3を獲得した選手たちを私は称賛したいと思います。
私は困難を乗り越える能力と素晴らしい姿勢を目にしました。今、私達はエネルギーを回復し、再びスタートしなければなりません」
リーグ戦で本当に久しぶりの勝利を手にすることができたのは大きな収穫です。相手に押され続けながらも勝点3を獲得した結果は高く評価されるべきでしょう。
ただ、その一方で不安要素もあります。それは攻撃陣の再構築です。
ハン・グァンソン選手をカタールに売却しましたが、チーム内得点王のモタ選手にはセリエB昇格が有力視されているモンツァが来季以降を見据えて獲得に触手を伸ばしている状況だからです。
得点力不足が課題の中で主軸選手が抜ける痛手は大きいだけにペッキア監督の手腕が問われることになります。
Bチームの次戦は1月22日(水)に開催予定のセリエC第20節ノバーラ戦です。リーグ機構によるストライキの影響で延期となっていた試合で連勝を手にすることができるのかに注目です。