ユベントス・Bチーム(= U-23)にとっての2020年初戦となる 2019/20 セリエC第21節シエナ戦が行われ、BチームはI・トゥレ選手のゴールで追いつき、1-1 の引き分けで勝点1を獲得しました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 22: ロリア |
DF | 18: ディ・パルド 13: ムレ 3: コッコロ 24: フラボッタ |
MF | 15: I・トゥレ 26: ファジョーリ 17: ザニマッキア(→ 39' st. 29: フレデリクセン) 10: ベルトラーメ (C)(→ 24' st. 11: オリビエリ) 19: ラフィア(→ 15' st. 8: ポルタノーバ) |
FW | 9: モタ |
ペッキア監督は 4-2-3-1 を選択。I・トゥレ選手とファジョーリ選手が中盤の底に入り、前線の攻撃陣はモタ選手が牽引する布陣で試合に臨みます。
試合は11分にシエナのダ・シルバがロングシュートを放ち、ホームチームが積極的な姿勢を見せる。シエナは20分にセッロッティのシュートが枠を捉えたが、これはユベントスの GK ロリアがキャッチ。
対するユベントスは27分に右サイドからペナルティーエリア内に侵入したベルトラーメからのパスを受けたザニマッキアがシュート。しかし、これは左ポストを直撃。跳ね返りをフリーのベルトラーメが左足で狙うが、枠を大きく外してしまい、絶好の先制機を逃していまう。
すると、この直後にシエナはダ・シルバがコースを狙ったミドルシュートを放つと、GK ロリアがキャッチミス。ボールがゴールに吸い込まれてしまい、シエナが1点を先制する。
1点のビハインドで迎えた後半開始直後の46分にユベントスはラフィアからのクロスを受けたモタが反転ターンの際に相手 DF と接触して倒されるも、PK とはならず。63分には右サイドからのクロスをポルタノーバがボレーで狙うも、シュートは枠を捉えない。
両チームともに膠着を破れなかった試合は86分に動く。ユベントスはゴールから距離のある左サイドで FK を得ると、ファジョーリがファーサイドにボールを供給。走り込んだI・トゥレがスライディングで合わせてユベントスが同点に追い付く。
その後は両チームともに勝ち越しゴールを狙ったものの、スコアは動かず。試合は 1-1 で終了し、勝点1を分け合う結果となった。
なお、試合後にペッキア監督は次のようにコメントしています。
ファビオ・ペッキア監督:
「結果は正しいと思います。前半は非常に危険な場面を作り出すことはできずに苦労し、私達に決定機が訪れた後に相手に得点が生まれました。素晴らしい反応に満足していますし、報われました。
今日、私達は継続性を示しましたし、後半は脅かされることなく、強いチームを相手に1ポイントを収集しました」
枠に飛ばせば先制という場面で大きく上に外してしまい、その動揺が尾を引いた中で GK ロリア選手が “まさかの” ファンブルをしてしまうという負の連鎖に見舞われた中で上手く勝点を持ち帰ることができた試合と言えるでしょう。
選手の起用方法はファジョーリ選手が12月中旬からBチームで先発のチャンスを得ており、昨シーズンのニコルッシ選手のような成長曲線を描けるかが注目点になります。
Bチームの次戦は1月19日(日)に予定されているセリエC第22節アレッツォ戦です。2020年の初勝利を手にし、上位進出に向けたきっかけを作る試合にすることができるのかに注目です。