『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、リーグ最下位と苦境に立たされているジェノアが1月の市場でマッティア・ペリン選手の獲得に動いているとのことです。可能性はあると言えるでしょう。
ペリン選手は2018年夏にジェノアからユベントスに加入したものの、シュチェスニー選手からポジションを奪い取ることはできず、第2GK の立場に甘んじる結果となっていました。
そのため、出場機会を求めて移籍先を探したものの右肩脱臼からの回復期間に関する見解の相違からベンフィカ加入が破談。冬の移籍市場で新天地を求めることは既定路線でした。
ペリン選手の移籍先として急浮上したのは古巣のジェノアです。ジェノアはアンドレアッツォーリ監督を迎えて 2019/20 シーズンをスタートしたのですが、調子は上がらず。チアゴ・モッタ監督を招聘するも、現在は勝点11の最下位・20位と低迷しています。
ジェノアの正 GK は昨シーズンからラドゥ選手が務めていますが、今季は芳しくないパフォーマンスが続いています。
ラドゥ選手は「今季がインテルからの2年ローンの2年目」ですから、ジェノアとしては状態の上がらない選手にゴールマウスを守らせるメリットはありません。
(ジェノアが降格してもラドゥ選手は保有権の持つインテルに戻るため、来季はジェノア以外のセリエAのチームに期限付き移籍することが有力だから)
したがって、ジェノアにはペリン選手の獲得に乗り出す理由がある状況です。ユベントスも余剰戦力を整理したいのですから、オファーには耳を傾けることでしょう。
「半年間の期限付き移籍+買取オプション」の形態であれば、クラブ間の交渉は妥結すると思われます。ペリン選手の去就がどのような形で落ち着くことになるのかに注目です。