2019/20 カンピオナート・プリマベーラ第13節が行われ、ホームにボローニャを迎えたユベントスは 3-2 で逃げ切り、年内最終戦を勝利で終えました。
試合に出場したユベントスの選手は以下のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: イスラエル |
DF | 2: バンデイラ 5: ドラグシン 6: ヴラセンコ 3: アンツォリン (C) |
MF | 4: ラノッキア(→ 33' st. : レオネ) 10: ファジョーリ 8: アハマダ 7: トンギャ 11: ポルタノーバ |
FW | 9: ダ・グラサ |
ザウリ監督は 4-3-2-1 を選択。ミッドウィークのカップ戦でドッピエッタと結果を残したダ・グラサ選手を1トップに起用し、2列目にはトンギャ選手とポルタノーバ選手を置く布陣で試合に臨みます。
試合は18分にトンギャ選手の入れた縦パスがボローニャの DF 陣に跳ね返されるが、これをワンタッチで DF ラインの裏に送ると抜け出したダ・グラサ選手が右足でニアサイドを居抜き、ユベントスが1点を先行する。
ユベントスは3分後の21分には右サイドの深い位置でボール奪取に成功するとダ・グラサ選手がサイドライン際をドリブルで持ち上がり、中を並走してきたポルタノーバ選手に託す。これに見事なミドルシュートで応じたポルタノーバ選手のゴールが決まり、ユベントスのリードは2点に広がる。
38分にはバンテイラ選手のパスに反応してペナルティーエリア内に侵入したトンギャ選手が角度のない場所から強烈なシュートを決めて3点目。ユベントスは前半を 3-0 と完璧な内容で折り返すことに成功する。
しかし、後半はボローニャの強烈な追い上げを受けることになる。
まずは55分に左サイドを突破したディ・ディオ選手がペナルティーエリア内に侵入してカットインを図ると、ドラグシン選手が倒してしまい、ボローニャに PK を献上してしまう。これをユワラ選手が左上に決め、ボローニャが1点を返す。
息を吹き返したボローニャだったが、コッサルター選手が74分に手にした決定機は活かし切れず。それでも、83分にはファリネッリ選手がアハマダ選手に倒されて PK を獲得。これをユワラ選手が決め、ボローニャは1点差に詰め寄ることに成功する。
ボローニャはアディショナルタイムを含む残り10分で同点を狙って攻勢を強めたが、ユベントスが何とかリードを守り切ることに成功。試合は 3-2 で終了し、前半に3得点をあげていたユベントスが辛くも逃げ切った。
なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「チームは成長し、それに応じた結果が到着しました。ハッピーなことですが、まだ始まったばかりです。今日は私達が試合を少し難しくしてしまいました。
前半は私達がリードをするに値しましたし、それから少し浮ついた状態でピッチに戻ってしまいました。ボローニャは気持ちを入れ、再開後は2つの PK を手にしました。その後は私達は最後まで勝利を求めて戦いましたが、決して許されるものではありません。
これにより、12試合連続で有益な結果を手にしました。態度を間違えたことのない選手たちの試合に対する解釈を私は嬉しく思います。
1月からシーズンが再開するため、私達は準備をしなければなりません。ですが、今は休まなければなりません。なぜなら、休養はトレーニングと同様に重要だからです」
前半を 3-0 で折り返すも、後半に2失点を喫したことで慌てる展開になってしまいました。実力のあるチームに得点を許すことは止むを得ないものの、できれば1失点に留めたい試合展開でした。
ただ、勝ち切って勝点3を手にしたことは成長として高く評価されるべきでしょう。
これにより、ユベントスのカンピオナートでの成績は6勝3分4敗。勝点21で6位に付けています。年内を上り調子で終えることに成功していますから、年明けは上位進出に期待したいところです。
プリマベーラの次戦は1月11日に予定されているカンピオナート第14節ナポリ戦です。冬季休暇明けの最初の試合でプリマベーラの選手が良いパフォーマンスを見せることができるのかに注目です。