2019/20 コッパ・セリエＣの3回戦が行われ、プロ・ベルチェッリと対戦したユベントス・Ｂチーム（= U-23）はフレデリクセン選手とクレメンツァ選手のゴールで 2-0 で勝利し、準々決勝へと駒を進めました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
| 選手名 | |
|---|---|
| GK | 1: ノッキ |
| DF | 18: ディ・パルド（→ 34' st. 24: フラボッタ） 35: アルチビアーデ (C) 3: コッコロ 20: ベルアット |
| MF | 15: Ｉ・トゥレ 6: ペーテルス 17: ザニマッキア（→ 27' st. 29: フレデリクセン） 10: ベルトラーメ（→ 34' st. 9: モタ） 11: オリビエリ（→ 14' st. 21: クレメンツァ） |
| FW | 27: ハン・グァンソン（→ 1' st. 7: ラニーニ） |
悪天候でリーグ戦が延期となったペッキア監督は 4-2-3-1 を起用。ザニマッキア、ベルトラーメ、オリビエリ、ハン・グァンソンの4選手に攻撃を託す布陣で一発勝負のコッパ・セリエＣの試合に臨みます。
先にチャンスを掴んだのはユベントス。24分に最終ラインからの縦パスに反応したハン・グァンソンが抜け出してシュートを放つが、相手 GK サロがブロックで防ぐ。
対するベルチェッリも36分にロングフィードに反応して DF ラインの裏に抜け出したチェッコーニがシュートにまで持ち込むが、これは GK ノッキがブロック。こぼれ球を再度チェッコーニが狙ったが、これも防がれてゴールとはならず。
40分には右サイドからのクロスにデッラ・モルテがボレーで狙ったが、コッコロが身体に当ててゴールを死守。前半は互いに均衡を破ることができず、0-0 で終える。
後半で先にチャンスを得たのもユベントス。47分にベルアットがドリブルで相手 DF ラインを突破してシュートを放つが、これも相手 GK サロのセーブに遭ってしまう。
均衡が破れたのは75分のこと。ユベントスは左サイドからのクロスが逆サイドにまで流れるも、ディ・パルドが回収し、低い弾道のクロスを入れる。これを中央で待ち構えていたフレデリクセンが左足で合わせて先制に成功する。
ユベントスは80分に右サイドを突破したＩ・トゥレが持ち上がってシュートを放つが、枠のわずかに左。追加点の絶好機を逃すことになってしまう。
それでもベルチェッリに反撃を許さなかったユベントスは93分にコッコロがパスカットしたところをモタが追いかけて生じたこぼれ球をクレメンツァが蹴り込み、待望の追加点を奪取。ユベントスは 2-0 で勝利し、準々決勝に駒を進めた。
なお、ペッキア監督は試合後に次のようにコメントしています。
ファビオ・ペッキア監督：
「勝利に値しました。前の試合から長い時間が経過しており、リスクになる恐れがありましたが、チームは上手く反応しました。
有能な若手選手のグループをトレーニングしており、短い時間でも準備ができていることが重要です。長い間プレーしていなかったフレデリクセンのことを嬉しく思います。
次のラウンドでは別グループとの対戦に直面することになるでしょう。ですが、今はカンピオナートの次戦であるコモ戦のことを考えなければなりません」
一発勝負のカップ戦だったために “重い試合” となりましたが、積極的な姿勢でベスト16を突破しました。前半の残り10分間はベルチェッリのロングカウンターにゴールを脅かされ続けたものの、その時間帯を耐え切ったことは大きな収穫です。
後半はユベントスが相手ゴールに迫る頻度が多く、ペッキア監督が言うように勝利は妥当なものと言えるでしょう。
コッパ・セリエＣの準々決勝は12月11日に予定されています。リーグ戦第18節と第19節の間に開催が予定されており、年内は過密日程になることが予想されます。
Ｂチームの次戦は11月30日（土）に予定されているセリエＣ第17節コモ戦です。週2試合のペースで試合が続く中でＢチームがどのような成績を見せることができるのかに注目です。
