2019年も毎年恒例のヴィッラール・ペローザが行われ、プリマベーラと対戦したユベントスはディバラ選手が2ゴールの活躍を見せ、トップチームが 3-1 の勝利で終えました。

先発した両チームの選手は下表のとおりです。
Juventus [4-3-3] |
Primavera [4-4-2] |
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GK | 77: ブッフォン | 1: シアーノ |
DF | 13: ダニーロ 28: デミラル 19: ボヌッチ (C) 12: A・サンドロ |
2: バンデイラ 5: スピナ 6: リッチョ 3: アンツォリン (C) |
MF | 6: ケディラ 5: ピアニッチ 14: マテュイディ |
7: フランコフォンテ 4: アハマダ 8: トンギャ |
FW | 11: D・コスタ 21: イグアイン 10: ディバラ |
10: パブロ・モレーノ 9: セネ 11: ストッパ |
サッリ監督は 4-3-3 を選択。左ももの筋肉に損傷が確認されたロナウド選手は出場を回避、同じく足の腫れが理由でデ・リフト選手もプレーを見合わせています。
試合は12分に抜け出したディバラをリッチョ選手がペナルティーエリア内で倒してしまい、トップチームが PK を獲得。これをディバラがゴール左に決め、トップチームが先行する。
20分にはD・コスタの落としからエリア内に侵入したケディラがゴールを狙うも、シュートは枠を捉えず。ケディラは29分にもピアニッチのフィードをマテュイディが落としたことで決定機を得るが、これも枠の上へと外してしまう。
押し込まれ続けたプリマベーラだったが、38分に思わぬ形で同点に追いつく。右サイドからバンデイラがクロスを入れると、デミラルが胸トラップでシュチェスニーに返そうとする。しかし、ゴールまでの距離が近すぎてボールはそのままゴールイン。スコアは 1-1 となる。
しかし、トップチームは45分にフランコフォンテ選手に当たったボールを回収したディバラ選手が縦に突破。右足でニアの上を居抜き、再びリードを1点差として前半を終える。
サッリ監督はハーフタイムにデミラルとA・サンドロを除くフィールドプレーヤー8選手を交代し、後半戦に臨む。
トップチームは47分にクアドラードが放ったシュートの跳ね返りをラビオがダイレクトボレー。ただ、シュートは枠の右へと外れてしまう。
それでも51分に右サイドからのクロスを左 WG でプレーするクアドラードが斜めに走り込み、最後はバックヒールで流し込み、3点目を奪取。この後、恒例のファン乱入から試合は打ち切りとなり、試合はトップチームが 3-1 で終了した。
この試合を負傷以外の理由で出場が見送られたトップチームの選手はルガーニ選手とペッレグリーニ選手の2名だけでした。つまり、これら2選手は今シーズンの構想には入っていないのでしょう。
どちらの選手も後半開始と同時に投入できたにも関わらず、起用が回避されていたからです。プレシーズン中の負傷で困るのは「移籍交渉が具体的に進行している場合」であり、その他で困るケースは稀です。
ここから、選手放出に向けた交渉などが加速することになると思われます。フロント陣がどのような考えで選手層の整理を進めるのかに注目です。