「Bチーム(= U-23)の新監督を探しているユベントスがアレッシオ・ディオニージ氏も候補にしている」と『スカイ・イタリア』で記者を務めるジャンルカ・ディ・マルツィオ氏が自身のウェブサイトで報じています。
ジロネッリ監督が退任したことで空席となっている「Bチームの監督」ですが、ファビオ・ペッキア氏(= アビスパ福岡の前監督)が有力候補と目されています。
その中でアレッシオ・ディオニージ氏も候補として浮上しているとのこと。ディオニージ氏は今季セリエCに昇格したイモレーゼを率い、グループBを3位で終えています。
イモレーゼはプレーオフでピアチェンツァに敗れて昇格を逃しましたが、ディオニージ監督は自らの手腕を示すシーズンになったと言えるでしょう。
ディオニージ監督の名前が出ている理由は「志向がユベントス・Bチームの方針と合致しているから」だと考えられます。
4-3-1-2 を基本にボール・マネジメントに重点を置き、縦への意識とユニットとしての動きが評価されているからです。「(前サンプドリアの)ジャンパオロ監督のサッカー」を彷彿させる内容ですから、ユベントスのフロント陣が関心を示しても不思議ではありません。
ただ、セリエCで「結果」を残すことに成功した指揮官であるため、「引き抜きに成功できるのか」という懸念はあります。(= ディオニージ監督は1980年生まれの39歳で、イモレーゼをセリエBに昇格させた場合でも評価が高まるため)
トップチームをサッリ監督が率いることになったため、Bチームやプリマベーラは「ポゼッション型のスタイル」が今季よりも色濃く現れることになるでしょう。Bチームではどの監督がその役割を担うことになるのかに注目です。