『メディアセット』によりますと、ユベントスのネドベド副会長がモナコ・モンテカルロでミノ・ライオラ代理人と会談したとのことです。今夏の目玉商品となる選手の代理人を担当していますので、状況は注視する必要はあるでしょう。
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ユベントスにはライオラ氏と会談する理由が複数存在します。2020年に現行契約が満了するマテュイディ選手とケーン選手の代理人を務めていますし、ネドベド副会長自身の代理人でもあります。
そのため、どのような理由で会談したのかを特定することは不可能と言えるでしょう。
マスコミは「ポグバ選手とデ・リフト選手の獲得のため」と報じていますが、両選手とも「ユベントスが移籍先の本命とは考えられない」という状況は踏まえておく必要があるでしょう。
- ポグバ選手
- 本命はレアル・マドリード
- ユベントスのフロント陣からの評価は高いが、中盤 MF は飽和状態
- 多額の移籍金が必要になることもネック
- デ・リフト選手
- 本命は(おそらく)バルセロナ
- ユベントスの補強ポイントに合致する選手だが、マネーゲームでは太刀打ちできない
- 高給取りのボヌッチがベンチ要員になるリスク
両選手の獲得話はどちらも「荒唐無稽」と言い切れるものではありません。「(合理的とは言えないが、)獲得に乗り出していても不思議ではない」との評が一般的ですから、ブランド戦略という点では効果を得ることができているでしょう。
ライオラ氏が両選手が希望する移籍先から好条件を引き出すためにユベントスの名前を出すことを許可し、その見返りを得た方が現状では好ましいと言うこともできます。
ライオラ氏の関わるビッグ・ディールの対象がユベントスとなるのかに注目です。