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ユベントスが株主総会を実施 2017/18 シーズンの決算を承認し、マロッタ GM などは正式退任

 ユベントスは公式サイト上で株主総会を実施し、2017/18 シーズンの決算内容が承認されたと発表いたしました。なお、本年の株主総会を最後にマロッタ GM がユベントスから正式に離れています。

画像:株主総会後の記者会見を行うアニェッリ会長

 なお、総会で決定された主な項目は以下のとおりです。

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  • 2017/18 シーズンに記録した1920万ユーロの損失は(2016/17 シーズンの)利益分で補填することを承認
  • 取締役と監査役の任期は次の3シーズン(= 2020/21 シーズンまで)
  • 取締役会はアニェッリ会長とネドベド副会長を任命

 退任が正式決定したマロッタ GM やマッツィア CFO を除く取締役は留任。2020/21 シーズンまで現在の肩書きで職務を続けることとなりました。

 マロッタ GM が担っていた CEO 職は取締役で回収。チーム編成などスポーツ部門はパラティーチ SD がトップの役割を担うことが総会後の記者会見などで表明されています。

 

 注目度は低いのですが、アニェッリ会長が新スタジアムについて言及しています。

 結論としては「新スタジアムの建設計画はない」というものです。「キャパシティーが手狭であることが証明されても、拡張はできない」と記者会見で発言しており、「スタジアム規模は現状維持」との意志を示したと言えるでしょう。

 理由については『街の規模』と『国内カップ戦』をあげています。

 ユベントスが本拠地を置くトリノ市の人口は約90万人。一定の人口はありますが、市内のサポーターはトリノ派が多数派です。そのため、ユベントスの集客は「トリノにまで観戦に訪れるティフォージ」が割合として大きく、『ミッドウィークの国内カップ戦』がネックになるのです。

 「空席の目立つスタジアム」はマーケティング的な印象は良くありません。アニェッリ会長はマーケティングを重視した拡大路線を打ち出していますので、アリアンツ・スタジアムが拡張される見通しは少ないと言えるでしょう。

 

 新しくなった経営陣が策定した経営プランが上手く機能し、ユベントスが今シーズン以降も順調に成長し続けることができるのかに注目です。