『スカイ・イタリア』によりますと、ローマからストロートマン選手を獲得したマルセイユがユベントスのケーン選手の獲得に興味を示しているとのことです。駆け込み補強を完遂する時間は残されているだけに状況を見守る必要があるでしょう。
マルセイユは 2015/16 シーズンの途中までローマを率いてたガルシア監督が3シーズン目の指揮を振るっており、イタリアとのコネクションがあるチームです。
昨シーズンの成績はリーグ4位。今季ヨーロッパリーグの出場権を取得しています。
主力となる CF にはジェルマン選手（28）とミトログル選手（30）がいるのですが、両選手とも昨季のリーグ戦では9得点と「やや不満の残る記録」でした。今夏にバロテッリ選手の獲得に動いていたことからも、CF を欲していることは明らかと言えるでしょう。
ケーン選手は “バロテッリ２世” との触れ込みでメディアが取り上げていますので、「バロテッリ選手の代役」という形で移籍が成立する可能性は残されています。
ただ、このタイミングではユベントスがケーン選手の容認しない確率の方が高いでしょう。と言うのも、「ロナウド選手は CF 型の FW と組ませた方が決定的な仕事をする」という仮説が有力になりつつあるからです。
マンジュキッチ選手は CF 型の選手ですが、他の FW はウィンガー型に分類されるタイプです。1トップでロナウド選手が機能するようになれば、ケーン選手を放出しても問題ありません。
しかし、それまでは「CF 型の選手による2トップ」が現実的なオプションになる可能性を念頭に置くと、「ケーン選手を “CF 型の3人目” という形でチームに残しておきたい」という本音があるのだと思われます。
マルセイユがケーン選手の駆け込み補強を成功させるのか。土壇場での動きに注目です。
