8月18日に開幕した 2018/19 セリエAですが、各チームの主将が着用するキャプテンマークに変化が生じています。
『リーグが指定する共通のキャプテンマーク』を着用することが義務づけられたことが大きな変更点と言えるでしょう。なぜなら、これまでキャプテンマークに対する制限は何も存在しなかったからです。
セリエAはキャプテンマークのサイズやデザインに対しては極めて寛容で、個人の裁量に任されきました。(過去にはマヌエル・パスクアルがプレミアリーグのキャプテンマークを着用してプレーしている)
キエッリーニ選手の場合は自身のニックネームである「キングコングがキャプテンの "C" を持つデザイン」を使っていました。ただ、ユベントスは『アディダスがデザインしたキャプテンマーク』を着用するようになっています。
リーグで指定されている訳ではありませんが、ミランも同じデザインのキャプテンマークを使用しています。これは「スポンサーからの要望」が存在したものと思われます。
それが今季からは「リーグが指定する共通キャプテンマークの着用」が義務づけられました。
新しくなった『レガ・セリエA』のロゴがプリントされ、その横には "CAPITANO" と書かれたデザインになっています。
おそらく、プレミアリーグのキャプテンマークからヒントを得たのでしょう。全チームのデザインを共通化することで、デザイン決定権を持つリーグ側のメリットが大きくなることが導入の要因と考えられます。
自転車ロードレースのジロ・デ・イタリアでは総合リーダーが着用するマリア・ローザのデザインをポール・スミス氏に依頼した過去があります。セリエAもそうした例を参考にすべきでしょう。
リーグ機構側がセリエAをどのようにブランド化していくのかに注目です。