ユベントスは公式サイト上でマルコ・ピアツァ選手が買取オプション付きの期限付き移籍でフィオレンティーナに移籍したと発表いたしました。
なお、プレスリリースの内容は以下のとおりです。
フィオレンティーナとの合意事項
トリノ、2018年8月7日 ー ユベントス・フットボールクラブは ACF フィオレンティーナと選手マルコ・ピアツァの登録権を2019年6月30日まで200万ユーロで一時的に譲渡することで合意に達したことを報告いたします。
本契約には ACF フィオレンティーナに対し、2018/19 シーズン終了後に同選手の保有権を3年分割2000万ユーロで取得できるオプションが付与されています。
ピアツァ選手の過去2シーズンの成績は下表のとおりです。
大会名 | 試 | 得点 | 時間 | |
---|---|---|---|---|
2016/17 (ユベントス) |
セリエA | 14 (3) | 0 | 448' |
UEFA CL | 4 | 1 | 93' | |
イタリア杯 | 2 | 0 | 34' | |
合計 | 20 (3) | 1 | 575' | |
2017/18 (シャルケ) |
ブンデス | 7 (3) | 2 | 259' |
DFB杯 | 2 (2) | (1) | 128' | |
合計 | 9 (5) | 2 (1) | 387' |
ユベントスに加入した2シーズン前は「セリエAに適応する」というアッレグリ監督の方針もあり、途中出場がメインとなっていました。
2016/17 シーズンは年明けに 4-2-3-1 へシステムが変更されたことで出場機の増加が期待されたのですが、3月の代表戦で右ひざ前十字靭帯を断裂。2017年を棒に振る結果となってしまいました。2017/18 シーズンはシャルケ(ドイツ)に移籍し、一定のプレー機会は得ていた状況です。
ピアツァ選手が加入するフィオレンティーナはキエーザ選手とシメオネ選手が攻撃を牽引するチームです。選手が希望するチームへの移籍がまとまったことは良かったと思われます。
ピオーリ監督が過去に率いたチームで最もインパクトを残したのは 2014/15 シーズンのラツィオでしょう。カンドレーバ、クローゼ、F・アンデルソンのトリデンテは全員がリーグ戦で2桁得点を記録し、セリエAを3位で終えました。
この再現をビオラのティフォージは期待していると考えられます。ローマからジェルソン選手も獲得しており、攻撃陣が期待されたパフォーマンスを見せられるかがポイントになるでしょう。
ちなみに、ピアツァ選手の契約には2600万ユーロの『買い戻しオプション』が付随していると報じられています。保有権を完全に手放す訳ではありませんので、この点はポジティブに評価できる部分です。
ピアツァ選手にはフィオレンティーナで輝きを取り戻すような活躍を見せて欲しいと思います。