7月1日から 2018/19 シーズンが始まったこともあり、その前後で若手選手の保有権が移動しています。セリエAの公式サイトから、ユベントスも若手2選手の保有権を獲得していたことが明らかになっていますので紹介することにしましょう。
まず1人目はジャンジャコモ・マニャーニ(Giangiacomo Magnani)選手。1995年10月生まれの22歳で、右利きの CB です。
2017/18 シーズンにシラクサ(セリエC)でプレーしていたのを評価され、2018年1月の移籍市場でペルージャ(セリエB)に移籍。シーズン後半戦はセリエBの舞台で主力選手として経験を積み重ねました。
190cm の長身ということもあり、昨年カリアリから獲得したデル・ファブロ選手と似た立ち位置にいる選手と言えるでしょう。“青田買い” に該当する選手ですので、セリエBで昇格争いをするチームに期限付き移籍することになると思われます。
もう1人はロレンツォ・ペトロネッリ(Lorenzo Petronelli)選手です。
ペトロネッリ選手は2003年生まれ(U-15)の FW で、2017/18 シーズンはプラート(セリエC)の下部組織から期限付き移籍でユベントスに加わっていました。
ユベントスが選手の保有権を獲得したのですから、「U-15 でのプレーぶりが評価された」と言えるでしょう。こちらは育成年代の若手選手ですので、長い目で成長を見守る必要があります。
ユベントスの「若手有望株を確保する」という戦略は評価されるべきでしょう。ただ、「獲得した若手選手にトップチームで出場機会を与える」ことができなければ、遅かれ早かれ行き詰まってしまいます。
プリマベーラ出身者が極端に少ないという課題に対し、Jヴィレッジや(参入予定の)Bチームを活用した解決策がうまく機能するのかに注目です。