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ユベントス、マンドラゴラの処遇に頭を悩ませる

 6月1日に行われたフランス代表との親善試合で代表デビューを果たしたマンドラゴラ選手の処遇にユベントスが頭を痛めてそうだと『トゥット・スポルト』が報じています。PK を与えたことは “ほろ苦” でしたが、プレー全体は悪くはなかっただけに難しい判断を迫られることになりそうです。

画像:去就が注目されているマンドラゴラ
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 マンドラゴラ選手は今季(= 2017/18 シーズン)はクロトーネに期限付き移籍で加入。チームはセリエB降格となったものの、中盤で良いプレーを見せ続け、イタリア代表に初招集されました。

 そして、マンチーニ監督が率いるイタリア代表にとっては2戦目となるフランス戦で先発フル出場を果たしたのです。

 当然、選手は「ユベントスで冒険をする準備は整った」と感じていることでしょう。しかし、登録枠の関係で「チャンスを与えることができるかは不透明」となっていることが問題です。

 

 ユベントスの中盤 MF は「ケディラ、ピアニッチ、マテュイディの3選手がレギュラー」という位置づけでした。マンドラゴラ選手は「レギュラーを奪い取れるだけのパフォーマンス」を見せていませんが、『控え』という立場であれば、「構想に入るチャンスはある」と言えるはずです。

 ところが、ユベントスはエムレ・ジャン選手・ペッレグリーニ選手・クリスタンテ選手らの獲得を目指して動いていると報じられているのです。

 中盤も若返りが必要であり、若手有望株選手に興味を示すことは間違いではありません。ただ、名前が出ているイタリア人選手は「所属クラブで結果を残し、代表チームに招集された」というマンドラゴラ選手と似た立場です。

 そのため、「多額の移籍金を支払って獲得すること」と「若手有望株選手に出場機会を与えること」を天秤にかける必要があります。

 

 ペッレグリーニ選手が引き抜かれると、ローマはクリスタンテ選手に触手を伸ばすでしょう。その場合、アタランタがクリスタンテ選手の代役としてマンドラゴラ選手に白羽の矢を立てる可能性があります。

 ドミノ移籍が起きる可能性のある最初の引き金をどのチームが引くのか。ユベントスのフロント陣がどのような決断を下すのかに注目です。