2017/18 シーズンのセリエA全日程が終了したことを受け、観客動員数がレガ・セリエAの公式サイト上で公表されていましたのでユベントスのホーム観客動員数を紹介いたします。
過去3シーズンのユベントスのホーム観客動員数は以下のとおりです。
ユベントスの 2017/18 セリエAホーム平均観客動員数は3万9316人。昨シーズンより平均で600人ほど下がりましたが、許容範囲であると考えられます。
- 観客4万人超の試合が12試合
→ 昨季より4試合の増加 - アタランタ戦が降雪でミッドウィーク開催に変更
- ジェノア戦はクルヴァ・スッド(=南スタンド)が閉鎖
これらの点を考慮すると、観客動員という点では合格点に到達していると言えるでしょう。
ただ、スタジアムの拡張を検討しなければならない状況になりつつあります。
ユベントスは UEFA チャンピオンズリーグで多額の収益金を手にしていましたが、イタリアの出場枠は4に増加しました。今後は分配金が減ることになるでしょう。
マーケットプールで手にできるのは「3000万ユーロ前後」にまで下がる可能性があるのです。現状の 40〜50% 減になるため、放映権収入以外にも安定した収益源を確保する必要があるのです。
ちなみに、デッレ・アルピ時代に「ガラガラ」と揶揄されたコッパ・イタリアでのホーム観客動員数は下表のとおりです。
2016/17 | 2017/18 | |
---|---|---|
アタランタ (38,023) |
5回戦 | ジェノア (39,969) |
ミラン (40,142) |
準々決勝 | トリノ (37,763) |
ナポリ (38,398) |
準決勝 | アタランタ (38,417) |
38,854 | 平均観客数 | 38,716 |
過去2シーズンの平均観客動員数が3万9000人弱となっており、スタジアム拡張を考えても良いと言えるでしょう。カップ戦でもタイトルを取りに行く姿勢を鮮明にした選手起用をするアッレグリ監督の功績も大きいはずです。
アウェイサポーター席に 5% を割り当てる義務があることを考えると、マッチデー収入は限界と言えるでしょう。インテルが5万7000人、ミランが5万2000人の平均観客動員数を記録していますので、ユベントスがどのような対応を採るのかに注目です。