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【採点】 2017/18 セリエA第34節 ユベントス対ナポリ

 アリアンツ・スタジアムで行われた 2017/18 セリエA第34節ナポリ戦はクリバリ選手のゴールにより、0-1 でユベントスが敗れる結果となりました。

画像:決勝ゴールを決めたクリバリ

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2017/18 セリエA第34節 ユベントス対ナポリ
表1:先発メンバー(2017/18 セリエA第34節 ナポリ戦)
  Juventus
[4-2-3-1]
SSC Napoli
[4-3-3]
GK 1: ブッフォン 画像:キャプテン 25: レイナ
DF 21: ヘーベデス
4: ベナティア
3: キエッリーニ
22: アサモア
23: ヒサイ
33: アルビオル
26: クリバリ
6: マリオ・ルイ
MF 6: ケディラ
5: ピアニッチ
11: ドウグラス・コスタ
10: ディバラ
14: マテュイディ
5: アラン
8: ジョルジーニョ
17: ハムシク
画像:キャプテン
FW 9: イグアイン 7: カジェホン
14: メルテンス
24: インシーニェ

 ユベントスのアッレグリ監督は 4-2-3-1 を選択。ヘーベデス選手を右 SB に起用し、前線にはイグアイン選手とディバラ選手を配置する布陣で試合に臨みます。

 対するナポリのサッリ監督は 4-3-3 を選択。こちらは予想された選手がスターティングイレブンに名前を連ねる陣容で試合を迎えます。

 

 試合はアクシデントがユベントスを襲う。ハムシクの左サイドからのクロスをクリアするために足を伸ばしたキエッリーニが左足を痛める。騙し騙しでプレーするも、結局は10分過ぎにプレーを諦め、ユベントスは早くも交代カードを使うこととなる。

 それでも16分、ユベントスはピアニッチの FK が壁に入っていたカジェホンに当たってコースが変わり、ポストを直撃という惜しいシーンを作り出す。対するナポリは21分にマリオ・ルイのクロスがそのままゴールに向かうも、ブッフォンが CK に逃れる。

 ナポリは24分にもハムシクが飛び出しからボールを呼び込んでシュートを放つも、シュートは枠の右へと外してしまう。38分にはインシーニェが抜け出しに成功してネットを揺らしたが、これはオフサイド。前半はこのまま終了し、0-0 で折り返す。

 後半、ユベントスはディバラを下げたことで、ジョルジーニョが浮く形となり、ナポリのボール回しにリズムが生まれる。

 52分にはハムシクが抜け出してシュートを打つも、ボールはサイドネット。55分にはカジェホンとブッフォンを脅かすまでには至らないが、得意の形でシュートにまで持ち込むシーンが目立ち始める。

 対するユベントスは縦の速さで勝負しようとするとも、シュートに持ち込むシーンは見られず、守勢を強いられる時間が続く。

 ナポリは89分にインシーニェが左サイドから入れたクロスから CK を獲得。カジェホンが入れた右 CK をクリバリがベナティアを振り切り、ヘディングシュートでナポリが均衡を破ることに成功する。

 ユベントスは残り時間で同点に追いつこうとパワープレーに出るも、その願いは届かず。90分にゴールを決めたナポリが勝利し、難敵との対戦を残すユベントスは勝点差1に詰め寄られる結果となった。

 

 出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: ブッフォン 6.0
 良い反応を見せ、ゴールを守り続けた。ゴール正面から強烈なヘディングシュートを止めることは不可能であり、失点の責任を攻めることは酷だろう。

DF: ヘーベデス 6.0
 右 SB でスタートし、その後は CB として中央で身体を張り続ける。連携面にぎこちなさは見られたが、合格点に値する内容だった。

DF: ベナティア 6.0
 素晴らしい守備を披露し続けた夜だったが、最後にクリバリをフリーにしたことによる大きな代償を支払うこととなった。

DF: キエッリーニ ー
 ファーストプレーで左ひざを負傷。騙し騙しの状態で何もできなかった。

DF: アサモア 6.0
 カジェホンのマークをほぼ完遂。決定的な仕事をほとんど許さず、守備でチームに貢献し続けた。

MF: ケディラ 5.5
 中盤でバランスを取ろうとするも存在感は薄く、チームを助けることはできなかった。対面するハムシクが惜しいシュートを何度も放っており、劣勢だったことは否定できない。

MF: ピアニッチ 6.5
 状態が懸念されたが、厳しい局面でもボールロストせず、気を吐き続けた。攻撃陣が封じ込められた中ではこれ以上の内容は期待する方が酷だ。

MF: ドウグラス・コスタ 5.5
 局面を変える突破力を期待されたが、実力を発揮することはできず。守備で押し込まれる時間帯が続いたこともあり、不完全燃焼に終わった。

MF: ディバラ 5.0
 ジョルジーニョのマークに費やす時間が多く、攻撃時のサポートが得られずに孤立し続けた。戦術的な理由から前半で退いたが、逆効果を招く要因になってしまった。

MF: マテュイディ 5.5
 違いを生み出すまでには至らず。スペースを消す役割に追われることとなり、持ち味の推進力を見ることはできなかった。

FW: イグアイン 5.0
 ナポリの守備に沈黙を強いられ、ポストプレーも十分とは言えない内容だった。ボールの預け先として機能しない状況では手の打ちようがなかった。

 

【交代選手など】

DF: リヒトシュタイナー 5.5
 11分にキエッリーニとの交代で急遽出場。インシーニェに振り回されるなど、右サイドの守備で苦労し続けた。攻撃で相手をほとんど押し下げられなかった点もマイナスと言えるだろう。

MF: クアドラード 6.0
 ディバラに代わり46分から出場する。右サイドで求められた仕事を続けるも、攻撃で決定的な役割を果たすまでには至らず。カウンター対応で帰陣する際のフルスプリントが目立った。

MF: マンジュキッチ 5.0
 71分からD・コスタに代わって左サイドを担当するも、動きが重く、攻守両面において全く貢献することができなかった。マドリードやサンプドリア戦でのマンジュキッチとは別人である。

 

アッレグリ監督 5.0
 前半は 0-0。引き分けは容認される結果であり、前半の出来は許容範囲内だろう。だが、後半からシステムを 4-3-3 に変えるとジョルジーニョがフリーになり、ナポリのパスワークが機能し始める。前半よりも守勢に回る時間が多くなり、内容も悪く、采配面で疑問が残る結果となった。

ロッキ主審 7.0
 カードを出す基準は微妙だったが、判定は一貫したものだった。副審の判断が遅かったことを除き、審判団としても問題のない水準だったと言えるでしょう。