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【採点】 2017/18 UEFA CL 第6節 オリンピアコス対ユベントス

 ギリシャで行われた 2017/18 UEFA チャンピオンズリーグ・グループステージ第6節オリンピアコス戦はクアドラード選手とベルナルデスキ選手のゴールでユベントスが 0-2 で勝利しました。

画像:先制点を決めたクアドラード

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2017/18 UEFA CL 第6節 オリンピアコス対ユベントス
表1:先発メンバー(17/18 UEFA CL GS-6 オリンピアコス戦)
  Olympiacos FC
[4-2-3-1]
Juventus
[4-2-3-1]
GK 24: プロト 23: シュチェスニー
DF 14: エラブデラウィ
40: エンゲルス
43: ニコラオウ
23: クートリス
2: デ・シリオ
4: ベナティア
15: バルザーリ 画像:キャプテン
12: アレックス・サンドロ
MF 4: ロマオ 画像:キャプテン
6: タフツィディス
90: パルド
8: オジジャ
92: セバ
6: ケディラ
14: マテュイディ
7: クアドラード
10: ディバラ
11: ドウグラス・コスタ
FW 9: ジョルジェビッチ 9: イグアイン

 オリンピアコスのレモニス監督は 4-2-3-1 を選択。ジョルジェビッチ選手が CF を務め、両翼はパルド選手とセパ選手が担当。オジジャ選手の立ち位置で 4-3-3 にも変化できる陣容で試合を迎えます。

 対するユベントスのアッレグリ監督は 4-2-3-1 を選択。GK はシュチェスニー選手が入り、ケディラ選手とマテュイディ選手がボランチを組み、D・コスタ選手が左 MF に入る布陣で試合に臨みます。

 

 ユベントスは7分、デ・シリオのパスをエリア右で引き出したディバラが切り返しからシュート。しかし、これは GK プロトが右手一本でセーブし、先制とはならない。

 それでも、15分にユベントスはマテュイディが裏に出したパスにアレックス・サンドロが追いつき、GK と DF の間にマイナス気味のクロスを入れる。このボールに大外から中央に走り込んだクアドラードが合わせ、ユベントスが先制点を手にする。

 シュートまで持ち込めなかったオリンピアコスは41分に右 CK から最後はジョルジェビッチがヘディングで狙うも、これはシュチェスニーが左足で防ぎ、同点とはならず。前半は 0-1 で終える。

 後半になると、チーム全体が重かったユベントスが押し込まれる展開が続く。58分にはスルーパスに抜け出したマリンが1対1の局面を迎えるが、シュチェスニーが反応の良い飛び出しで難を逃れる。

 82分には左サイドからのクロスにベン・ナブハンが飛び込んだものの、シュートはクロスバー直撃。跳ね返りはルガーニがエリア外に蹴り出し、ユベントスは何とか耐えることに成功する。

 一方のユベントスは88分に途中出場のベルナルデスキがエリア外から強烈な枠内シュートを放ち、得点への貪欲な姿勢を見せる。

 すると、90分にルガーニが入れた縦パスがイグアインを経由して右サイドのベルナルデスキへ。中央に切れ込んだベルナルデスキが自らファーサイドに強烈なシュートを突き刺し、リードを2点差とする。

 結局、試合は 0-2 で終了。ユベントスは自力でグループD突破(2位)を決め、12月11日に行われる組み合わせ抽選の結果を待つこととなった。

 

 試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: シュチェスニー 7.0
 素晴らしい働きを見せた。クリーンシート達成に最も大きな貢献をした選手と言えるだろう。

DF: デ・シリオ 6.5
 冷静にボールを引き出し、空いている味方にボールを届けた。攻守において献身的に動き続けた仕事ぶりは良かった。

DF: ベナティア 6.0
 味方のボールロストをカバーするなど良い面とプレスの餌食になってしまうという悪い面が同居していた内容だった。ただ、最後まで戦い続けた姿勢は評価されるべき点である。

DF: バルザーリ 6.0
 ジョルジェビッチをエリア内から遠ざけ、シュートに持ち込まれることを防ぐことに成功した。リスク管理もできており、DF 陣のリーダーとして守備を引き締めていた。

DF: アレックス・サンドロ 6.5
 左サイドのスペースを突破し、クアドラードの先制点をお膳立てした。スピードが自慢のパルドへの対応には少し苦労はしたが、粘り強く守り切るパフォーマンスを示した。

MF: ケディラ 6.0
 中央でバランスを取ることを最優先に、スペースを消す仕事を全うした。ただ、パスの起点となるまでには至らず、この点は改善したいところだ。

MF: クアドラード 7.0
 右サイドで攻撃にアクセントを加え、守備にも奔走。先制点のシーンではタイミング良くエリア中央に顔を出し、大仕事をやってのけた。

MF: ディバラ 5.5
 右サイドばかりではなく、左サイドにも流れてボールを引き出し、攻撃に変化を加えようとした。7分のシュートが防がれたこともあり、決定的な仕事に関することはできなかった。

MF: ドウグラス・コスタ 6.5
 自陣内でプレスを受けてボールロストする場面もあったが、ドリブルで相手守備陣を切り裂き、違いを生み出す力があることを見せつけた。この形で自ら得点することが立場を確立することになるだろう。

FW: イグアイン 5.5
 相手守備陣からの徹底的なマークを受け、ポストプレーとオフザボールの動きでしか貢献することができなかった。シュートまで持ち込んだシーンがほぼ皆無だったことはマイナスと言えるだろう。

 

【交代選手など】

MF: ピアニッチ 5.5
 62分にディバラとの交代で出場。中盤の底でボールを散らして試合を落ち着ける役割を担って入ったが、状況を改善するまでには至らず。カードを貰わなかったことが評価点だ。

DF: ルガーニ 6.0
 バルザーリとの交代で70分から出場する。82分にあわやオウンゴールという状況になりかけたが、跳ね返りを自らクリア。2点目のきっかけとなる縦パスを通すなどメンタル面での成長が伺えた。

MF: ベルナルデスキ 7.0
 クアドラードとの交代で84分から出場機会を得る。短い時間だったが、2本の強烈なシュートを放ち、その内の1本が得点となった。再びチャンスが与えられるべきと言える内容を示したことは大きなプラスだ。

 

アッレグリ監督 6.5
 グループ突破という課題に対し、勝利で自力突破を決めた。リスク管理をした上で攻撃するという意思統一ができていた点は評価されるべき点である。ナポリ戦と比べると選手の動きが重かったが、連戦であることを踏まえると仕方のない部分だろう。週末のイタリアダービーをどう戦うかが注目点である。

ダビ・ボルバラン主審 6.0
 荒れる恐れがある最終戦を上手くコントロールした。カードは手を使ったファールなど露骨なものにだけに限定しており、無難に行ったと言えるだろう。