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【採点】 2021/22 セリエA第15節 サレルニターナ対ユベントス

 2021/22 セリエA第15節サレルニターナ戦はディバラ選手とモラタ選手のゴールでユベントスが 0-2 の勝利を手にしました。

画像:先制点を決めたディバラ

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2021/22 セリエA第15節 サレルニターナ対ユベントス
表1:先発メンバー(2021/22 セリエA第15節 サレルニターナ戦)
  US Salernitana
[4-4-2]
Juventus FC
[4-4-2]
GK 72: ベレツ 1: シュチェスニー
DF 5: ベセリ
23: ギョンベル
31: ガリョーロ
19: ラニエリ
11: クアドラード
4: デ・リフト
3: キエッリーニ (C)
17: ペッレグリーニ
MF 24: ケシュリダ
18: クリバリ
28: カペッツィ (C)
21: ゾルテア
44: クルゼフスキ
30: ベンタンクール
27: ロカテッリ
20: ベルナルデスキ
FW 9: ボナッツォーリ
25: シミー
10: ディバラ
18: ケーン

 サレルニターナのコラントゥオーノ監督は 4-4-2 を選択。ボナッツォーリ選手とシミー選手が2トップを組み、アタッキングハーフに DF を起用することで5バックに可変する布陣で試合を迎えます。

 対するユベントスのアッレグリ監督も 4-4-2 を選択。両翼にクルゼフスキ選手とベルナルデスキ選手を配置し、ディバラ選手とケーン選手の2トップで試合に臨みます。

 

 試合はユベントスが押し込む展開で始まる。10分にクアドラードの横パスを受けたディバラがミドルシュートを放つが、シュートは GK ベレツの正面。

 対するサレルニターナは15分にケシュリダのクロスにシミーがニアで合わせたがシュートは枠のわずかに右に外れてしまう。

 試合が動いたのは21分。クルゼフスキからのリターンパスにディバラが走り込んだ勢いをそのまま活かしたミドルシュートをゴール右下に決め、ユベントスが先制に成功する。

 28分には左サイドで得た FK をクアドラードがニアを狙ったが、これは左ポストを直撃。こぼれ球をキエッリーニが押し込んだが、VAR でこぼれ球に詰めたケーンの位置がオフサイドだったとしてゴールは認められず。

 前半終了間際にはベンタンクールがディバラとケーンとの連携で2度の追加点の機会を手にしたが、どちらもゴールには結び付かず。それでも前半は 0-1 で折り返すこととなる。

 後半は50分過ぎにクルゼフスキのシュートからユベントスが立て続けにゴールに迫るがスコアは動かない。

 サレルニターナは58分にベセリのクロスが逆サイドにまで抜けるとフリーで浮いていたラニエリに決定機が訪れる。だが、シュートは右ポストを叩いてしまい、千載一遇の同点のチャンスを逸してしまう。

 すると70分にディバラのサイドチェンジを受けたベルナルデスキが角度のない場所からクロスを入れると、ニアでモラタがフリックで GK ベレツの股下を破って追加点を決めることに成功する。

 安全圏にまで脱したユベントスは86分にモラタとのワンツーで抜け出したディバラが GK との 1対1 を手にするも決められず。93分にはモラタが得た PK をディバラが狙ったが、スリップでボールは枠を大きく外してしまう。

 それでもユベントスは逃げ切りに成功。0-2 で勝利し、勝点3を獲得した。

 

 なお、試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: シュチェスニー 6.0
 サイドで余っていたラニエリに肝を冷やされることになったが難を逃れる。シュートストップを求められる場面はほとんどなかった。

DF: クアドラード 6.0
 精度の高い FK など攻撃面で持ち味を存分に発揮。一方で右 SB として中央に絞った際に外のスペースを活用されるなどチームとしての守備に課題が見えた試合でもあった。

DF: デ・リフト 6.0
 シミーやジュリッチなどの大型 CF と対峙し、中央で効果的な仕事をさせず。機を見たインターセプトなど上々のパフォーマンスだった。

DF: キエッリーニ 6.5
 クロスを中央で跳ね返して強固さを発揮。ドリブルでのボールの持ち上がりなど地味だが効果的な仕事を遂行した。

DF: ペッレグリーニ 6.5
 攻守両面で安定したプレーを継続した。出場機会はもう少し増えるべきだろう。

MF: クルゼフスキ 6.0
 守備時はアタッキングハーフとしてブロックを務め、攻撃時には2トップの一角としてペネルティーエリア付近でボールを引き出す役割を担う。先制点をアシストし、期待に応じるパフォーマンスを見せた。

MF: ベンタンクール 6.0
 CB のラインにまで下がって3バックとしてボールを散らしたり、ボックス・トゥ・ボックスの MF として前線の FW との連携でチャンスに絡むなど様々な場所に顔を出した。ただ、連携面での成熟度不足は否めない。

MF: ロカテッリ 6.5
 ベンタンクールと同様に CB の一角として3バックを構成するなどレジスタとして中盤でボールを動かし続け、安定したパフォーマンスを披露した。

MF: ベルナルデスキ 6.0
 左サイドで持ち味である推進力とフィジカルを活かして存在感を発揮。ペッレグリーニとの連携には改善の余地が残っているものの、及第点に値する内容だった。

FW: ディバラ 6.5
 先制点を奪取し、追加点につながるピンポイントのサイドチェンジをベルナルデスキに供給。積極的にシュートを数多く放っていたが、PK 失敗を含めシュートの正確性が課題となるだろう。

FW: ケーン 5.5
 シミーやギョンベルに削られ続けるタフな試合を辛抱強く戦い続けた。周囲との連携などは改善すべき点だが、出場機会が限られている状況では止むを得ないことだろう。

 

【交代選手など】

DF: アレックス・サンドロ 6.0
 67分にペッレグリーニとの交代で出場。左 SB の役割を引き継ぐ。

FW: モラタ 6.5
 67分からケーンに代わって出場する。スピードでギョンベルを上回り、1ゴールに PK 奪取と結果を残す。

MF: ラビオ 6.0
 ベルナルデスキとの交代で71分から出場する。レジスタ役として計算できるかのテストも兼ねた起用でもあった。

FW: スーレ ー
 94分にクルゼフスキとの交代で出場し、ユベントスでのトップチームデビューを果たす。

 

アッレグリ監督 6.0
 58分のラニエリのシュートが右ポストを叩いたことに救われた。勝利を手にしたとは言え、前半の内にリードを2点差に広げておきたかったところだ。クアドラードが SB で中央に絞った後に生じるスペースを突かれており、この部分の修正が今後は必要となるだろう。

フルノー主審 5.5
 キエッリーニのゴールを VAR を取り消したことより、ケーンのアキレス腱を踏み付けたギョンベルにイエローが出なかった判定基準は問題視されるべきだ。