2017/18 コッパ・プリマベーラのラウンド16が行われ、トリノと対戦したユベントスは 2-2 で PK 戦に突入。4人目のモンタペルト選手が失敗したユベントスに対し、トリノは4人全員が成功。トリノが準々決勝へと駒を進めました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
| 選手名 | |
|---|---|
| GK | 1: ロリア |
| DF | 2: デッリ・カッリ 6: ジョアン・セホーン 4: ザナンドレア |
| MF | 11: カメライ 7: ポルタノーバ（→ 35' st. 18: ディ・パルト） 5: トゥレ (C)（→ 9' et. 21: カリガラ） 8: ニコルッシ 3: トリパルデッリ |
| FW | 9: オリビエリ（→ 1' st. 19: ガルバーニョ） 10: モンタペルト |
ダル・カント監督は 3-5-2 を選択。主将を務めるヴォリャッコ選手はベンチスタート。ジョアン・セホーン、トゥレ、モンタペルト選手らが先発に名を連ねる布陣でダービー戦を迎えます。
試合は前半からスコアが動く。まずは3分、左サイドを突破したトリパルデッリ選手のクロスを中央でモンタペルト選手がボレーで合わせ、ユベントスが先制する。
対するトリノは6分、中央をドリブルで持ち上がり、ブティッチ選手へのスルーパスが通る。パスを引き出したブティッチ選手が左下に流し込み、すぐに同点に追いつく。
ユベントスは8分にエリア内でロングパスを受けたオリビエリ選手がターンをしたところ、GK に倒されて PK を獲得。しかし、オリビエリ選手が蹴った PK は GK ザネッラーティ選手がストップ。勝ち越しのチャンスを逃してしまう。
すると、トリノは15分に右 CK からビアンキ選手が押し込み、1点のリードを奪う。
追いかける展開となったユベントスは33分、右サイドでボールを持ったモンタペルト選手がエリア内にまで侵入したデッリ・カッリ選手とのワンツーから左足を一蹴。シュートはファーサイドのネットに突き刺さり、2-2 の同点に追いつく。
激しくスコアが動いた前半だったが、後半は両チームの GK が枠内シュートを好セーブで防ぎ、互いに勝ち越し点を奪うことができない。トリノの方に決定機は多かったものの、延長戦でも均衡は崩れず。試合の行方は PK 戦に委ねられる。
両チーム3人とも成功して迎えた4人目。トリノはラウティ選手が右上に決めたが、ユベントスは右に蹴ったモンタペルト選手のキックがセーブされ失敗。
先攻のトリノは5人目ビアンキ選手が右上に決め、PK 戦を 3-5 で勝利。熱戦にピリオドを打ち、準々決勝に駒を進めた。
これでユベントスは2シーズン連続でコッパ・プリマベーラはラウンド16で敗退となりました。対戦相手は昨季フィオレンティーナ、今季トリノと育成に定評のあるチームだったのですが、結果は残念と言えるでしょう。
ただ、10月のリーグ戦（第5節）でトリノと対戦した時は 0-2 で敗れていたことを考えると、チーム力が上がり、善戦したことは評価されるべきことです。PK を決めていれば、リードしている時間が長かった訳ですからポジティブに考えるべきだと言えるはずです。
プリマベーラの次節は12月3日（土）に行われる第11節インテル戦です。この試合でも良い内容のプレーを見せることができるのかに注目です。
