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【採点】 2017/18 セリエA第7節 アタランタ対ユベントス

 ベルガモで行われたセリエA第7節アタランタ戦はユベントスが2点を先行するものの追いつかれ、2-2 で引き分け、ユベントスのリーグ戦の連勝は6でストップしました。

画像:先制点を決めたベルナルデスキ

 両チームの先発選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2017/18 セリエA第7節 アタランタ対ユベントス
表1:先発メンバー(2017/18 セリエA第7節 アタランタ戦)
  Atalanta BC
[3-4-1-2]
Juventus
[4-2-3-1]
GK 1: ベリシャ 1: ブッフォン 画像:キャプテン
DF 5: マジエッロ
13: カルダラ
6: パロミノ
26: リヒトシュタイナー
4: ベナティア
3: キエッリーニ
22: アサモア
MF 33: ハテブール
4: クリスタンテ
11: フロイラー
37: スピナッツォーラ
27: クルティッチ
30: ベタンクール
14: マテュイディ
33: ベルナルデスキ
10: ディバラ
17: マンジュキッチ
FW 9: コルネリウス
10: A・ゴメス
画像:キャプテン
9: イグアイン

 アタランタのガスペリーニ監督は 3-4-1-2 を選択。コルネリウス選手とアレハンドロ・ゴメス選手が2トップを組み、クルティッチ選手がトップ下を務めるシステムで試合を迎えます。

 ユベントスのアッレグリ監督は 4-2-3-1 を選択。DF はキエッリーニ選手を除き、3選手をターンオーバー。イグアイン選手とベルナルデスキ選手を先発で起用する布陣で試合に臨みます。

 

 試合はユベントスがボールを保持し、アタランタ陣内に攻め込む。21分にマンジュキッチがフリックしたボールをアサモアが回収し、左サイドを攻め上がり、中央に折り返す。これをマテュイディがダイレクトでシュートを放ち、こぼれ球をベルナルデスキが押し込んで先制する。

 ユベントスは25分に中央でマンジュキッチが落としたボールをベルナルデスキが短めのラストパス。イグアインがスピナッツォーラを上手く押さえ込んでシュートを決め、リードを2点に広げる。

 対するアタランタは31分にゴール正面左でアレハンドロ・ゴメスが得た FK からのこぼれ球をカルダラが押し込み、1点差に詰め寄る。

 この直後にイリチッチを投入したアタランタはイリチッチのクロスからフロイラーに決定機が訪れたものの、ヘディングは上手くミートせず。前半は 1-2 でユベントスが1点リードをして折り返す。

 ユベントスは57分にディバラのクロスからマンジュキッチがヘディングでゴールを決めたが、ビルドアップ中にリヒトシュタイナーがアレハンドロ・ゴメスに肘打ちをしていたとの VAR の判定でゴールが取り消される。

 流れが悪くなったユベントスはリヒトシュタイナーに代え、バルザーリを投入するが、その直後に失点してしまう。67分に左サイドからアレハンドロ・ゴメスが入れたクロスを2列目から全速力でエリア内に侵入したクリスタンテが豪快なヘディングシュートを決め、同点に追いつくことに成功する。

 勝ち越しを狙うユベントスは80分にゴール正面で得た FK から PK を獲得。しかし、VAR で待たされた挙句、ディバラが右下を狙った PK はベリシャにセーブされていまう。

 勝点3を狙い続けたユベントスだったが、スコアを動かすことはできず。結局、試合は 2-2 で終了。ユベントスのリーグ戦連勝は6でストップした。

 

 試合に出場したユベントスの選手と監督などへの採点は次のとおりです。

GK: ブッフォン 5.0
 2失点目は仕方ないにせよ、1失点目は良い反応とは言えなかった。

DF: リヒトシュタイナー 6.0
 VAR の判定で泣くこととなったが、アタランタの強みである左サイドからの攻撃を封じていたことは評価される。交代直後にこのサイドから同点弾を決められたことを見落としてならない。

DF: ベナティア 6.5
 積極的にチャレンジを行い、流れの中でピンチの芽を着実に摘み取り続けた。これ以上のプレーを要求することは非現実的と言えるだろう。

DF: キエッリーニ 6.0
 ベナティアと組み、中央を封鎖。CB に仕事はさせなかったが、クリスタンテまで抑え込むことはできなかった。仮に動きを気づいていたとしても、ゴールを防ぐことはできなかっただろう。

DF: アサモア 6.0
 マンジュキッチが開けたスペースを上手く活用し、攻撃でアクセントを加えていた。イリチッチが投入されてからは守備の時間が増えたが、攻守に渡って戦い続けていた。

MF: ベタンクール 6.5
 ボールをパスで動かすだけでなく、自らのドリブルで運ぶなど中盤で変化をもたらしていた。毎試合成長を感じさせるパフォーマンスを示しており、期待が持てる選手と言えるだろう。

MF: マテュイディ 6.5
 中盤で攻守に奔走し、存在感を発揮した。先制点につながるシュートを放つなどチームに不可欠な存在になっている。

MF: ベルナルデスキ 6.0
 1ゴール1アシスト。攻撃面だけにスポットを与えれば、MOM が与えられただろう。だが、2失点のどちらにも関係しており、守備で足を引っ張る結果となったことは大きな反省項目である。

MF: ディバラ 5.5
 前半はアタッキングサードで変化を付けるなど存在感があったが、徐々に薄れてしまった。マンジュキッチの幻のゴールをアシストしたところが最後の輝きだった。PK を決めていれば、異なる評価となっただろう。

MF: マンジュキッチ 6.0
 サイドで起点を作り、2得点のどちらにも関与した。ゴールは取り消されたが、ヘディングは決めており、期待された役割は十分に果たしている。

FW: イグアイン 7.0
 コンディションがかなり整ってきていることを感じさせる内容だった。ボールを引き出すなどのポストプレーに加え、DF を抑えながらゴールも決めている。本調子は近いだろう。

 

【交代選手など】

DF: バルザーリ 5.0
 66分にリヒトシュタイナーとの交代で出場。直後に自らのサイドからアタランタに同点ゴールを許してしまう。守備の引き締めのはずが真逆の結果となった上、攻撃のサポートも十分に行えなかった。

MF: クアドラード 5.5
 ベルナルデスキに変わり、69分から出場する。守備は安定したが、攻撃でアタランタゴールまでは迫れず。やや不完全燃焼で終わった。

MF: ドウグラス・コスタ ー
 マンジュキッチとの交代で78分から出場機会を得る。左右のウィングポジションからドリブル突破を狙ったが、チャンスメイクをするまでには至らなかった。

 

アッレグリ監督 5.5
 前半に2点先行していたことを考えると、勝点3は持ち帰りたかったところだ。攻撃で結果を残していたが、守備では穴となっていたベルナルデスキを残そうとしたツケを払うこととなった。ベルナルデスキに下げてバルザーリを投入し、リヒトシュタイナーを1列上げるべきだった。

ダマト主審 4.0
 呆れた内容だった。ビルドアップ中のファールをとらず、得点が決まると、VAR でファールを採用。目の前で見て自分で PK と下したジャッジも VAR の対象とする。主審の仕事をしていたとは到底言えたものではない。