NO JUVE, NO LIFE!!

- FINO ALLA FINE - ユベントス関係のニュース記事を扱うサイト

【採点】 2017/18 セリエA第26節 ユベントス対アタランタ(延期分)

 雪のため延期となった 2017/18 セリエA第26節アタランタ戦が行われ、ユベントスはイグアイン選手の1ゴール1アシストの活躍で 2-0 の勝利を収めました。

画像:1ゴール1アシストで攻撃陣を牽引したイグアイン

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

PR

 

画像:2017/18 セリエA第26節 ユベントス対アタランタ(延期分)
表1:先発メンバー(2017/18 セリエA第26節 アタランタ戦)
  Juventus
[4-2-3-1]
Atalanta BC
[3-4-1-2]
GK 1: ブッフォン 画像:キャプテン 1: ベリシャ
DF 26: リヒトシュタイナー
4: ベナティア
3: キエッリーニ
22: アサモア
3: トロイ
28: マンチーニ
6: パロミーノ
MF 5: ピアニッチ
14: マテュイディ
11: ドウグラス・コスタ
10: ディバラ
17: マンジュキッチ
33: ハテブール
15: デ・ローン
32: ハース
8: ゴゼンス
4: クリスタンテ
FW 9: イグアイン 72: イリチッチ
10: A・ゴメス
画像:キャプテン

 ユベントスのアッレグリ監督は 4-2-3-1 を選択。前節ウディネーゼ戦からは6選手を入れ替え、ピアニッチ選手とマテュイディ選手がダブルボランチを組む布陣で試合に臨みます。

 対するアタランタのガスペリーニ監督は 3-4-1-2 を選択。前節ボローニャ戦からは5選手を入れ替えるも、攻撃陣はベストメンバーを起用する陣容で試合を迎えます。

 

 中盤でのプレスの応酬合戦で始まった試合で最初に決定機を手にしたのはユベントス。18分に右 CK からマテュイディが左足のトラップからシュートを放つ。しかし、パロミーノにブロックされ、ゴールとはならず。

 アタランタはイリチッチのキープ力を活かし、2列目からの飛び出しに活路を見出そうとするも、ブッフォンを脅かすまでには至らない。

 すると、アタランタが押し込んでいた時間帯に試合が動く。

 ユベントスは29分にリヒトシュタイナーのスローインをイグアインが落とし、D・コスタが自陣深い位置からドリブルを開始。スピードで相手陣内の中ほどまで持ち込むと右サイドを並走してきたイグアインにラストパス。これをイグアインが流し込み、ユベントスが先制する。

 1点のリードを許したアタランタはサイドからの攻撃を強化。49分には左 CK からマンチーニがヘディングで合わせたが、シュートはポストの左をかすめ、追いつくことはできない。

 64分に抜け出したD・コスタが右足で放ったシュートがポストをかすめるなど2点目を狙う姿勢を鮮明にしたユベントスは66分にディバラのパスを受けたピアニッチが狙い澄ましたシュートを放つも、これは枠の上へと外れてしまう。

 1点差で迎えた終盤に試合は大きく動く。アタランタは78分にマンチーニが1枚目のイエローを受ける。そのリスタートからドリブルで持ち上がったキエッリーニをマンチーニがエリア手前で倒し、2枚目のイエローを受けて退場。残り時間を10人で戦うことを強いられてしまう。

 直後の81分にユベントスはデ・シリオのサイドチェンジをディバラが落とし、イグアインにグラウンダーのクロスを入れる。イグアインからボールを託されたフリーのマテュイディが決め、リードを2点に広げる。

 結局、試合はこのまま 2-0 で終了。ユベントスは延期となっていた難敵アタランタ戦で勝点3を積み重ねることに成功した。

 

 試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: ブッフォン 6.0
 枠内シュートで脅かされる前にチームメイトがピンチの芽を摘み取り、セーブを強いられるような場面が皆無だった。

DF: リヒトシュタイナー 6.0
 攻守に手堅くチームに貢献。負傷で退くことにはなったもののプレー自体は悪くなかった。

DF: ベナティア 6.0
 デ・ローンとのいざこざでカードを受けたことは余計だった。しかし、アタランタ攻撃陣の侵入を防ぎ続けた仕事ぶりは評価されるものである。

DF: キエッリーニ 6.5
 アタランタのクロスをはじき返し続け、マンチーニを退場に追いやるなど要所でプレーに関与した。守備陣のリーダーとして大いに機能している。

DF: アサモア 6.0
 イリチッチのボールキープに手を焼き続けるも、シュートにまでは持ち込ませない粘り強さを見せつけた。攻め上がりのタイミングも良くチームで上手く輝きを放っている。

MF: ピアニッチ 6.0
 マンマークでボールに触れる機会が著しく制限されるも、サポートに来たディバラとの連携で中盤に落ち着きを与える。66分のシュートは枠に飛ばしておきたいところだった。

MF: マテュイディ 7.0
 ピッチ随所に顔を出し、チームに貢献し続けた。2点目の場面でも良いポジショニングをしており、状態が良好であることを示したと言えるだろう。

MF: ドウグラス・コスタ 7.0
 ドリブルのトップスピードでアタランタ守備陣を切り裂き、前半と後半でそれぞれ1度ずつ決定的な場面を演出した。個人で試合の流れを変えられる選手であり、コンディションを維持する起用を続ける必要がある。

MF: ディバラ 6.0
 中盤に下がってビルドアップを始め、ポジションに関係なく、攻撃にアクセントを加える役割を果たした。ピアニッチとの役割分担が定り切っておらず、この点はまだ改善の余地が残されている。

MF: マンジュキッチ 5.5
 負傷明けということもあり、この試合での貢献度はそれほど高くはなかった。3月の代表戦ウィーク明けまでに調子を取り戻していれば、問題とはならないだろう。

FW: イグアイン 7.5
 1ゴール1アシスト。CF として期待される仕事を完遂した。ビッグマッチが続くシーズン終盤戦にも調子を維持できるかが注目点だ。

 

【交代選手など】

DF: デ・シリオ 6.0
 リヒトシュタイナーとの交代で50分から出場する。2点目となる正確なサイドチェンジを送るなど実力が備わっていることを示すことに成功した。

MF: アレックス・サンドロ 6.0
 63分にマンジュキッチに代わり出場機会を得る。左サイドに加え、3バックに切り替えた後はインサイドハーフとしてもプレー。ユーティリティー性を示した。

DF: バルザーリ ー
 D・コスタに代わり78分からピッチに入る。ロングボールに重きを置いたアタランタの攻撃をはじき返すという役割を全うし、チームのクリーンシート達成に貢献した。

 

アッレグリ監督 6.5
 過密日程で迎えるアタランタ戦で勝点3を積み重ね、リーグ首位に立つことに成功。マンマークを基本とする守備体系を採るアタランタを局地戦から打開し、狙い通りの展開で勝利を手にした。良い形で4月を迎えられるかが注目点だ。

マリアーニ主審 5.5
 マンチーニが退場となった2枚のイエローはどちらも妥当な判定だった。しかし、ジャッジに一貫性があったとは言えず、試合を上手くコントロールすることはできていなかったと言えるだろう。