UEFA チャンピオンズリーグ、ラウンド16ポルト戦に勝利し、準々決勝に進出したユベントスの監督・選手による試合後のコメントを紹介いたします。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「ベスト8に到達することが目標でした。そこに来た訳ですから、どこまで行けるのかを見なければなりません。私達はフットボールの質を改善する必要があります。結果がすべてではありませんが、後半は相手にチャンスを与え過ぎました。
選手たちはリスクをコントロールし、知的なプレーを前半は見せていました。しかし、相手が10人になった後半はペースも上がらず、悪い出来で失点するリスクが何度もありました。
攻撃して得点を奪うか、相手がうんざりするほどボールを保持するかのどちらかを徹底すべきでした。しかし、今日はどちらもできず、中途半端だったのです。
SBのオーバーラップを活用すべきでしたが、ショートパスに固執しすぎてしまい、これは正しい方法ではありませんでした。またカウンターをするためのスペースを与えてしまっていたことも問題です。
コントロールをするなら、それに徹しなければなりません。急ぎ過ぎた面もありましたが、幸運にも問題を起こすことはありませんでしたし、それを解決するための時間も残されているのです。
クアドラードは1枚カードを受けていましたし、1-0 でリードしていたため、リスクを考えて交代させました。
ピアツァは若い選手ですし、上手く攻撃することを理解する必要があります。チームでの守備や献身性といった点でもそうですが、これはクアドラードにも言えることです。マンジュキッチのように能力のすべてを出し切ってチームに貢献して欲しいのです。
私達は決勝進出に値する能力を持たなければなりません。それを示す必要がありますし、どのチームとの対戦であっても、欲求を示すことになるでしょう」
ジャンルイジ・ブッフォン選手:
「このレベルではすべての試合がタフなものになります。ファーストレグの結果がどうであろうと、相手が10人になろうと、スイッチを切ってしまうと代償を支払う羽目になるのです。
現に、ポルトは後半に3得点できるチャンスを手にしていました。これはチャンピオンズリーグのレベルを示していると言えるでしょう。
私達は多くのことを改善し、信頼性を積み重ね、5年前に目標として定めた毎年チャンピオンズリーグでベスト8に入ることができるようになりました。10年連続でベスト8に残っていれば、最終的にタイトルを手にすることも可能になるでしょう。
準々決勝のドロー?レスターは避けたいですね。彼らは危険なチームですし、熱意と情熱があります。主導権を取りたいと思うチームを痛い目にあわせる武器も持っていますからね」
パウロ・ディバラ選手:
「もちろん、私達はチャンピオンズリーグを勝つことができます。セリエAで首位に立ち、コッパ・イタリア準決勝で先勝し、チャンピオンズリーグで準々決勝に進出しました。勝てないと考える方が不可能なことなのです。
大会には他にも偉大なチームがいます。ですが、私達はクオリティーがありますし、トロフィーを勝ち取るために必要なものは持っているのです。
PKだったとしても、ゴールは嬉しいものです。正直、ミラン戦の方がゴールは小さく見えました。
2年前のことを考えると、決勝ではバルセロナと対戦したいですね。良いチームが残っていますし、どのチームを上手くプレーするでしょうが、私達は信じる必要があります」