『コリエレ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスはアタランタの若手4選手に興味を示しているとのこと。いずれの選手も12節を終えて、首位ユベントスと勝点8差の5位に付ける好調なチームで存在感を発揮していますので要注目と言えるでしょう。
アタランタは今季からジェノアを率いていたガスペリーニ監督が率いています。セリエAで5位に付けており、12月3日に行われる予定のセリエA第15節での対戦で名前が出ている選手がどういったプレーをするかに注目です。
ユベントスが興味を示している1人目はフランク・ケシエ(Franck Kessie)選手。コートジボワール出身の19歳で、“ヤヤ・トゥレ2世” として評価を急速に高めている選手です。
元々はCBとしてプレーをしていた経験もあり、守備力に加え、前に持ち出す推進力も加わっています。ユベントスはレジスタを求めている事情がありますので、獲得に乗り出すことは十分に考えられることです。
2人目はロベルト・ガリアルディーニ(Robert Gagliardini)選手。22歳のイタリア人MFで、マルキージオ選手が負傷予防のため離脱したイタリア代表に代理招集されるなど、イタリア期待の若手選手の1人です。
セリエAでの直近2試合ではケシエ選手のダブルボランチを組み、先発フル出場しています。今後も出場機会が与えられるため、チームにフィットするかを見る時間はありますので、ケシエ選手かガリアルディーニ選手のどちらを優先して交渉するのかを決める必要はありそうです。
3人目はCBのマッティア・カルダラ(Mattia Caldara)選手。昨シーズンはチェゼーナで経験を積んでいた22歳のイタリア人DFはナポリを下した第7節から3バックの中央で先発起用され、ガスペリーニ監督からの期待に応えるパフォーマンスを見せています。
若手CBはどのチームも欲しいポジションですが、ユベントスにはBBCの3選手がいます。ルガーニ選手に起用機会を与えられていないことを考慮すると、積極的に獲得に乗り出す可能性は現時点では低いと思われます。
最後の1人はアンドレア・コンティ(Andrea Conti)選手。コンティ選手も22歳のイタリア人DF。右SBやWBとしての評価を高めており、若返り必要と目されるポジションであることから獲得候補として名前が浮上したと言えるでしょう。
コンティ選手には “サイドバック・コレクター” と揶揄されるインテルも関心を示していると報じられています。補強の緊急性が高いポジションではありませんので、獲得に本腰を入れる可能性は少ないと考えられます。
まず、ユベントスはトップチーム登録している若手選手にプレー機会を与えることが求められるでしょう。
- CB:ダニエレ・ルガーニ
- 右SB:ポル・リロラ(サッスオーロにローン中)
- 右SB / MF:フェデリコ・マッティエッロ
- MF:ロランド・マンドラゴラ(負傷離脱中)
成長が期待される選手には継続した出場機会を確保することが欠かせません。獲得に乗り出すかはチーム状況を見極めた上でのことになると思われます。