1月が近づいてきたこともあり、“冬の移籍市場” という話題をメディアは早くも取り上げています。しかし、2017年は2年に1度のアフリカネイションズカップが1月からガボンで開催されることもあり、代表選手が1ヶ月以上抜けることを覚悟しなければなりません。
セリエAの有力クラブからどういった選手が2017年1月14日から始まる大会に参加する可能性があるのかを確認することにしましょう。
ユベントス:3選手
- DF: メディ・ベナティア
- MF: マリオ・レミナ
- MF: クワドォー・アサモア
リーグ首位に立つユベントスは上記3選手が招集され、チームから離脱する可能性があります。ベナティア選手はモロッコ代表のキャプテン、レミナ選手は開催国であるガボン代表であることを考えると、この2選手が招集されるのは確定的です。
アサモア選手は負傷した2015年以降は代表チームに招集されていませんが、代表キャップは60試合を超えており、コンディション次第では招集される可能性は否定できません。
なお、アフリカネイションズカップ開催中のユベントスの試合スケジュールは以下のとおりです。
大会名 | 節 | 日時 | 対戦カード |
---|---|---|---|
Serie A | 18 | 12月22日 | クロトーネ 対 ユーヴェ (DF: メスバフ) |
Serie A | 19 | 1月8日 | ユーヴェ 対 ボローニャ (MF: タイデル、DF: ムバイ、MF: ドンサー) |
Serie A | 20 | 1月15日 | フィオレンティーナ 対 ユーヴェ (FW: ババカル) |
Serie A | 21 | 1月22日 | ユーヴェ 対 ラツィオ (FW: ケイタ) |
Serie A | 22 | 1月29日 | サッスオーロ 対 ユーヴェ (MF: ダンカン) |
Serie A | 23 | 2月5日 | ユーヴェ 対 インテル (MF: ニュクリ) |
Serie A | 24 | 2月12日 | カリアリ 対 ユーヴェ |
第18節クロトーネ戦はスーペル・コッパの関係で延期されることが濃厚であり、1月のミッドウィークにスライドされる可能性があります。
スケジュール的に今季セリエA序盤に経験した難敵との対戦が待っていますので、ユベントスにとっては厳しい年明けとなるでしょう。ちなみに、スクデット争いのライバルであるローマ、ミラン、ナポリから招集される可能性がある選手は次のとおりです。
ASローマ:1選手
- FW: モハメド・サラー
ローマで対象となるのはサラー選手だけでしょう。ただ、主力選手として右ウィングで地位を築いている選手が約1ヶ月に渡って離脱することは痛手となる可能性は大いに存在します。
ただ、今季はチームとしてCFであるジェコ選手を活かすことができていますので、チャンスメイクをする選手をサラー選手の代わりに据えることでダメージを最小限にする見込みがあることがポジティブな要素と言えるでしょう。
ACミラン:なし
ミランはアフリカにルーツを持つ選手はいても、アフリカネイションズカップに参加する代表チームの一員として戦っている選手はゼロです。そのため、最も影響を受けないクラブの1つであるアドバンテージを当該期間に活かせるかが鍵となるでしょう。
ナポリ:3選手
- DF: カリドゥ・クリバリ
- DF: ファウジ・グラム
- MF: オマル・エル・カドゥーリ
ナポリはDF陣からレギュラー選手2名が離脱が確定的であり、「戦力ダウンが最も大きい」と言わざるを得ないチームです。サッリ監督はあまりターンオーバーを好まない監督ですが、控え選手のモチベーションを保てているかがポイントになると思われます。