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【移籍のウワサ】 イタリア人の中心選手を諦め切れないパラティーチ CFO がトナーリら3選手をリストアップ?

 トゥット・スポルト』によりますと、ユベントスのパラティーチ CFO がブレッシアのトナーリ選手など3人の若手イタリア人選手を獲得リストに記載しているとのことです。ただ、前任者のコンセプトですから、実現の度合いは低いと思われます。

画像:ユベントスが興味を示すブレッシアのトナーリ
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 パラティーチ CFO がリストアップしているとされるのはトナーリ(MF, ブレッシア)、キエーザ(FW, フィオレンティーナ)、ザニオーロ(MF, ローマ)の3選手です。ただ、どの選手も獲得は一筋縄では行かない状況にあると言えるでしょう。

 トナーリ選手は中盤でレジスタを任せられる有望株ですが、ユベントスは冬の移籍市場でパレデス選手(PSG)に動いているとの噂があります。パレデス選手の獲得予算をトナーリ選手に投入すれば、獲得は十分に可能です。

 ただ、「出場機会を与えられるのか」という問題に直面します。そのため、ピアニッチ選手に移籍などの噂がないのであれば、実際の獲得に乗り出す可能性は低いと考えられます。

 名前が出た3選手の中で最も可能性が高いのはキエーザ選手でしょう。選手自らが移籍を希望したため、獲得に乗り出す大義名分があるからです。ただ、ユベントスの前線は余剰人員を抱えている状況です。そのため、人員整理が獲得の前提となるでしょう。

 逆に最も可能性が低いのはザニオーロ選手です。トップ下のポジションは用意できますが、選手はフォンセカ監督の下でも飛躍しています。ローマには手放す理由がないため、こちらは名前が出ただけの夢物語で終わる可能性が高いと思われます。

 

 このような噂が出ている背景には「ユベントスに所属する協会内育成選手(≒ イタリア人)が減少している」という理由があるからでしょう。今季のユベントスに在籍するイタリア人選手は以下のとおりです。

GK(3) ブッフォン(41)、ピンソーリョ(29)、ペリン(27)
DF(4) キエッリーニ(35)、ボヌッチ(32)、デ・シリオ(27)、ルガーニ(25)
MF(0)
FW(1) ベルナルデスキ(25)

 合計8人のイタリア人選手が在籍中ですが、第3GK のピンソーリョ選手は『クラブ内育成選手』としてカウントするため、実質的には7選手です。その中でブッフォン選手やキエッリーニ選手は引退が近づき、ペリン選手やルガーニ選手には退団の噂があります。

 そうなると、「チャンピオンズリーグの『協会内育成選手枠(= 4枠)』を埋められない」というトラブルに見舞われることになってしまいます。だから、「イタリア人選手が必要」となるのです。

 

 昨シーズンの決算内容を改善させるために若手有望株選手を大量売却してしまいましたが、その弊害がどのぐらいの程度で収束させられるのかにも注目です。